こんな状態ですが、チケットもホテルも取ってあるので、一時帰国してきます。
バンコク乗換えです。
スリランカに戻るのは六月一日です。
では。
4/21から25日ほど経過。
その間に、3%ほどルピー安が進んでいる。
あんまり影響は無いみたいですね。
期待すらされていなかったと言う事でしょうか?
仕事帰りにバンダーラウェラの街中で検問に掛かった。
アーミーの検問です。
車を脇に寄せるように言われたので、停車。
ドライバーさんが窓を開け、身分証明書を見せる。
「変なもの、積んでないよね?」
それだけ聞いて終了。
楽だけど意味ない。
結局、昨日の内には大きなテロ事件は発生しなかった。
しかし、ムスリムに対する(無差別な)報復は各所で発生し、それが昨日の外出禁止令に繋がった。
その暴動で60人を逮捕したとの報道もありました。
スリランカ山岳地方の代表的な観光地であるハプタレーやエッラ。
その近郊で、大量の武器弾薬が押収された。
家の持ち主である男の別宅(デヒワラ近郊)でも、同じく大量の武器弾薬が見つかったというニュースもありました。
ホントに収束する様子が無いですね。
そんな状況下、世界各国でのスリランカへの注目度は、どんどん低下している。
テロとの戦いは、アメリカと中国の経済戦争に注目度で負けている。
Aljazeeraのイースターサンデイテロ特設ページは5月2日を最後に更新されていない。
スリランカの国民ですら、この異常事態に対する慣れが生まれ始めており、学校への出席率も上昇の一途。
私も、本日付で仕事に復帰。
5/16には日本から職人さんたちも到着する事になっている。
今朝、スリランカ日本人の大先輩から連絡を頂いた。
そこで意見の一致を見たのは、在スリ外国人としてどう振舞うかという部分。
常々、その先輩はおっしゃっている。
「スリランカに住まわせてもらっている外国人として、我々は謙虚であるべき」
この状況では、その言葉の重さがさらに増す。
不用意に政治論争や政府批判、民族・宗教批判をする事は、極力避けるべき。
通常とは異なる高ストレス下に置かれているスリランカ人が、何をきっかけに外国人に牙を剥くか判らない。
スリランカ人が、冷静に自分自身のことを分析・批判できるようになるまでは、大人しくするべき。
外の人間として正義感を振りかざしたくなる事もあるかもしれないが、それはもっと後の段階でやれば良い。
スリランカ人に色々と聞かれても「知らない」「判らない」で通すのが無難ということです。
良い大人として自分の意見も言えないのか、と思われる方も居るかもしれませんが、それぐらい今の状況は悪いという事です。
政府も公に認めたみたいですね。
5/13にテロが計画されているという情報についてです。
軍も軍で、「通常の生活に戻るように」と声明を出した責任はどうなるんでしょうか。
そして、刀剣に関するニュースが出てました。
先週、記事にした奴です。
以下引用*******
警察が不法に所持している刀剣や殺傷を目的としたナイフを届け出るようにという声明を発表。
これで届け出たり提出したりする人が居るなら、そもそも犯罪なんか起きないと思うのですが。
それと、根本的なことを言うと、刀剣の所持が不法であるという事が周知されていないし、
例えばどのサイズから違法なのか誰も知らないという問題がある。
これでは誰も届け出なんかしないと思う。
我が家も隠匿しましたし。
*******引用終わり
ここで書いた、どのサイズから違法なのか?という部分に関してです。
なんと、6インチ以上は違法とのこと。
おおよそ15センチですね。
で、問題なのは、これが単純所持に対しての基準だという事と両刃に限定するとかって事も言ってない事。
ちなみに日本の銃刀法は簡単にまとめると以下の三点が基準になってます。
1.許可があれば所持できる刃物
ex.日本刀とか槍、なぎなた など(持ち運びは、登録証と一緒に)
2.所持しているだけで違法
ex.未登録の1.に属する刀剣類、刃渡り5.5cm以上の剣型(両刃)ナイフ、銃剣 など
3.一般の刃物
包丁やカッターナイフなどの事で、「正当な理由無く刃物を携帯してはならない」とされる。
15センチを超える包丁やココナッツを割る鉈なんかは普通に家に置いてあるでしょ?
これが違法とされるなら、ココナッツを使った料理なんか出来ないよ。
自分が日本から持ち込んだ包丁4本も、すべて刃渡り15センチは超えている。
困りましたね。
見なかった事にしましょう。
それにしても、悪法ですね。
これを適用すれば、どんな人間でも逮捕できてしまう。
恐ろしい。
仮に、素直に15センチ以上の刃物を廃棄したとするじゃないですか。
悪党は、そんなこと無視するわけですよ。
となると、ある意味で善良な家庭の防衛能力が低下するだけ。
ってことは、強盗などに対する抑止力は下がりますよね。
良いんでしょうか?