久しぶりの皮革工芸

しばらくノータッチだった革。
ロウソクやらフィールドやらで平日が忙しかったこともあって、休日に作業することに。
元々、暇な時に色々作って趣味を充実させるつもりで持ってきた革の道具だったのに、今では職場でしか作業をしない状況。
久しぶりに道具を持ち帰り、家でやってみた。


集中力が持続しない。


インターネット、本、ご飯、洗濯などなど、作業を妨害する日常業務が家にはたくさん有る。


先輩隊員に電子辞書のケースを作って欲しいとお願いされていたので、それに取り組む。
デザインはお任せで良いとの事なので、ちょいと気になっていた新しい材料にチャレンジ。


通常、革を縫うときはロウ引きした麻糸を使うのだが、スリランカでは売っていない。麻糸自体、見たことがない。
ランカ人の革職人はポリエステルやミシン糸で作業している。
しかし、それでは見た目がよろしくない。
強度もちょいと頼りない。
そこで登場するのがアクリルの毛糸。
コレをロウ引きして使ってみようというのが、今回のテーマ。
色は鮮やかだし、選択の幅も広い。
太さや強度も充分。


せっかくのチャレンジなので、麻糸では出来ない二色使いでやってみる。
白とピンクのアクリル毛糸をそれぞれロウ引きして、できあがった縫い糸を撚り合わせる。
すると、白とピンクが程良くねじれて、なんだか素敵なグラデーション。


菱目で穴をあけて手縫いっていうのも悪くないが、今回の糸の場合、かがり縫いのほうが向いている気がする。


せっせと一日掛けて出来上がり。