ドブ掃除

雨の続くスリランカ


事務所のトイレは外にある。
そのトイレに続く道が水浸し。
というのも、以前にトイレを増築したときに(うちにはトイレが何故か二つある)、作業の関係上ドブを埋めてしまったから。
その結果、裏庭に降った雨があふれ出して、水浸し。


何とかしようと思い立ち、クワやら鉄の棒(名前が判らないが、タガネのでかいヤツ)を使って、埋まったドブをさらう。
久しぶりの力仕事と軍手を使わなかった為に、右手に水ぶくれが三個できた。
二時間後、重くて持ち上がらない鉄筋コンクリートの塊が出現し、あえなく撤退。


左手に転がっているレンガのすぐ脇。
わずか3cmほどの隙間に沿って水が流れるようには処理した。
ここの水は公道までの第二水路に続き、そして公道に出て川へと注ぎこむ・・・筈だったけれど、そう簡単に行かないのがスリランカ
なんと、このトイレ脇のドブよりも第二水路のほうが接地面が高い・・・。
つまり、トイレ脇のドブがあふれる寸前に第二水路に流れていく構造になっているのだ。
なんでこんな作り方したんだろ?
不思議に思って職員に聞くと、
「そうなんだよ、俺も不思議に思ってたんだけど・・・。」
「でも、一応水は流れるようにはなったから、今日からは水浸しにならないと思うよ」
「え、公道の方は?」
「え、公道?」
「あの先で道につながってるよね?」
「うん」
「実は、公道のドブが土砂で埋まってるから、どっちにしろ流れないよ」
「・・・え!!??」









コレが土砂に埋まっているドブです。

一年前からこの状態だった気がするけれど、どっちにしても公道のドブも埋まってる訳だ。





コノヤロー、設計者出てこい!!