タイ旅行7

毎日怠惰な生活を送っているバンコクの滞在。
いや、そんな事は無いか。
起きるのは遅いが、寝るのも遅い。
睡眠時間で考えれば、それほど怠惰だというわけでは無い。


そうだ!




そうに違いない!






そうだと言う事にしてくれ・・・。








昼御飯をCoCo壱番屋で食べて

買い物に出かける。


ISETANの北にあるプラトゥーナム市場。
ここは衣料品の問屋街として有名で、区画内に数えきれないほどの衣料品店がひしめき合っている。
ところどころ行き止まりの広大な市場を、あっちに行ったりこっちに行ったり。
大きな問屋ビルのようなものもあり、そのなかも勿論衣料品であふれている。
あんまり物欲のない俺。
いや、あるにはあるけれど、まぁ買わなくても困らないしなぁ、で終わってしまう。
しかし、この値段の安さを見るとついつい心が刺激されてしまう。
とはいっても、この数えきれない問屋の多くは女性ものを扱っているお店。
感覚的には8割ぐらいは女性ものなのでは?
ファッションの中心は女性ということらしい。


で、半日ほどぶらぶらと歩いて収穫品はシャツとパンツ一枚ずつ。
欲しいものを見つけたらその場で買うべきだった。
歩きまわると、どこで見たものか判らず、再びたどり着くことが出来なかった店もあった。


その後タイ古式マッサージを受けに行き、角質取りもしてもらった。
足の裏、ツルツル。
歩きまわった足の疲れも吹っ飛んだ。


晩御飯は、寿司食べ放題という触れ込みの店に行ったのだが、時間が遅すぎて、ラストオーダー15分前。
寿司は翌日にして、またしてもラーメン。

味噌とんこつ、マーボー丼、餃子とくれば、お決まりのビール。


そして、またしても酒を飲みつつ帰ることに。
バンコクには路上深夜バーというトラップが至る所に仕込まれている。
先にホテルに帰ったKSK。
一人路上で酒を呑む。
話し相手は、見た目完全に男だけれど心は女の子という店主。
そのオカマ店主と下世話なトークに花を咲かせていると、西洋人の客が隣に座る。
ウィーンで音楽を教えていたが、今はバンコクで英語とピアノのレッスンをして生活しているというイギリス人。
技術があればどこでも生活は出来るんだね。


「私を部屋に連れてかえって」
というオカマ店主に、
「明日ね」
とウソをつき、それでも俺の腕を掴んで放してくれないので酒をおごって帰してもらう。


面白くも恐ろしいバンコクの路上トラップでした。