今年も変わらない人々

晦日から友人宅に連泊している。
私、マウントラビニヤに部屋借りてるんですけどね、今回一度も寄ってません。


その友人ともう一人の宿泊客(ほぼ居候)とで、朝からタミルの店で食事。
駐在員さんである彼らがローカルの飯を食うとは、時代も変わったものである。



やっぱり胃が弱っているのか、いつもなら完食のペーパートーセを残すという失態。
食後の甘いミルクティーが活力を与えてくれそうだった。
そのままバスに乗りペターに出て、キャンディへ。


伸びに伸びた髪の毛をピリマタラーワで切ってから家へ。
10時にコロンボを出て家には14時半。
晦日から三日ぶりに帰宅です。


あけましておめでとうの挨拶を奥さんと交わし、正月休暇最後の半日をのんびりと過ごす。
ネットを見ていたら、Ministry of Highway and Higher Educationの大臣がまた発言していた。
つい年末にスリランカとインドを結ぶ橋建設に関して「環境への悪影響のため具現化しない」と発言していたが、こんどはその口から「市内の渋滞緩和を目的にキャンディ湖を越える橋建設を行う」と言い出した。


なんですか、それ?
どことどこを繋ぐのでしょうか?
東西?
それとも南北?


これに対して、環境フォーラムの弁護士さんが「キャンディに唯一残された美しい場所が仏歯寺とキャンディ湖。それを失えば我々の子供に残せるものが無くなってしまう」と苦言を呈した。


ごもっとも。
完全に同意です。
全くもって同じ人間の発言とは思えない。


だいたい橋なんか作ったら、間近から仏歯寺を見下ろす形になるし、仏教界からも反発が起きるのは必至だろう。
何を考えているのやら。
キャンディの街なかに用事がないのに、中心部を通過せざるを得ない道路網に問題が有るのだから、中心部の道路を増やすんじゃなくてバイパスを作るべきだというのが何故解らないのだろうか?




まぁこれも「具現化しない」と思います。




あ、そう言えばウチの裏手、つまり水道メーターを設置した斜面の木が、数本切られてました。
これは我が家から隣家(話が通じる一家の方ね)に頼んでいた事柄。
水道管敷設時にかなり根っこを切ってしまった為、大雨なんかで地盤が緩んだら家の上に倒れてくるのではと心配だったからだ。
案の定、切断作業時にそれらの枝が我が家と隣家の屋根に落ちたりしたらしいのですが、これが大木そのままの状態で倒れてきたらと考えると、恐ろしい。
そして夜になって反対側の家の住人(メーター設置で揉めた家ね)が、せっせと打ち落とした枝を集めて持ち去っていった。
薪にでもするつもりだと思うが、所有権は彼らには無いので、これも立派な窃盗です。
今年も平常運転な近隣住民です。