争議

今日もチラウに出張。
朝六時出発です。


同行のスリランカ人が運転してくれるので、なんの面倒くさいことも無いのですが、まぁ眠いですわ。
チラウに着いて朝食。
街道沿いのカデー(小さな商店、この場合は食堂)で、牛肉のカレーを頂く。
スジっぽくて噛み切るのが大変でしたが、味はまぁまぁ。


出張から帰ってきてみると、労働基準局からのお手紙発見。
以前働いていた作業員に対して、社会保障が支払われていないので事実関係を確認したいという内容。


この作業員が在職中の事は、あたりまえですが知らない私。
給与の明細や社会保障の明細をひっくり返し、当時を知る人間に聞いたりして、状況を確認する。
その作業員は定年で退職し、その後に一定期間経ってから再雇用されたようだ。
その休職期間中の社会保障が支払われていないということらしい。
そりゃそうだ。
仕事してないんだから。
でも、よく調べてみると再雇用する際に社会保障の番号を以前のものから引き継いでしまった為、一見すると継続雇用されていたように見えてしまうのだ。


我々のミスでも有る。


個人事業主として契約しているなら別ですが、基本的には社会保障の支払いは企業としての義務。
ほんの三日働いただけでも支払いの手続きはしなければならないので、手間もコストも掛かる。
なので、それを無視する企業もあるしクレームを付ける労働者も多い。
スリランカでは、この手の労働争議は日常茶飯事なのだ。


うちの会社でも、「果たして法律的にOKなのだろうか?」と思わされる社内ルールが幾つかあったり、多少グレーな部分があるので、少しづつ改善していかなければならない。
経営者が高齢で遵法意識が昭和だし、今まで居たスリランカ人マネージャー(自称)がかなりいい加減な仕事をしていたので、正直言って問題山積。
書類の保管やデータの管理も適当。
過去のタイムカードなんかもグチャグチャになってて、頭が痛くなる。
自分の性格としてデータや書類がきっちりと揃って、綺麗に並んでいないとイライラするのだ。
なので、いままで書架は見て見ぬ振りを決め込んでいた。
ですが今回のことで、そうも言ってられなくなった。
今年と去年(参考として必要なので)の分を残して、残りを時系列でまとめて別途保存しよう。


なんか日本で人材派遣の管理営業してた頃を思い出すわ。
今思えばスーパーブラックな会社で、一人で何役もこなさなければならなかったけれど、幅広い経験が出来たことはラッキーだったな。