何を思うか

明日はポヤデー。
月に一回のボーナスデーだ。
いえ、別にお金が貰えるわけではないですが、お休みを貰えるのでね。


昨日の夜の電話で、我が妻は「ポヤデーに仏歯寺に行くと混むから、今日お参りに行ってくる」と言っていた。
懸命です。


ポヤデーの仏歯寺は大混雑と言っても良いほど。
さらに仏歯の格納されたありがたい容器をご開帳する時間帯ともなれば、一目見たさに信者が押し寄せ、大変なことになる。
以前も書いたことがあるが、ありがたい仏歯見たさに廻りの見えなくなったランカ人が多く発生し、子供は押しやるわ、老人は突き飛ばされるわ、間近でお参りできる列に横入りするわで、とてもではないが心休まる場として機能しなくなる。


なので、仏歯寺にいくならなんでもない平日で仏歯御開帳の時間帯を外すに限る。
御開帳と言っても、仏歯の入った容器の容器の容器ぐらいが見られるだけだし。


平日のお参りであれば、敬虔な仏教徒に混じって心静かな時間を過ごせる。


熱心に何事かを祈っているランカ人の姿は、心に押し迫ってきて色々と考えさせられるし。




で、妻が何を思って仏歯寺にお参りに行くかといえば、私のタマキンについてである。


先日来、ここでも報告しているように私のタマキンでは子種が製造されている。
これは諸兄のタマキンと同じ。
違うのは出来上がった子種の質と量。
運動性能に問題があると同時に、生産量も少ない。
それに関してはコエンザイムQ10のサプリを処方されている。
なので、三ヶ月は様子見ということになっているのですが、妻はそれに飽きたらず、仏歯寺に子宝祈願へ行くのです。


『子供が授かりますように』なのか『夫のタマキンが機能回復しますように』なのかは分かりませんが、ありがたいことです。


話は変わって、キャンディからこちらに戻ってくるときに鍋を買った。
素焼きの鍋なのですが、通常よりも高温で焼かれたものでガスレンジにも対応しているという一品。
以前リサイクルショップで購入した日本式土鍋が割れて以来、鍋料理から遠ざかっているので、これを機会に復活させるつもり。
土鍋ほど保温能力は高くないけれど、350ルピーという値段なので仕方ない。
これでも普通の素焼き鍋の倍近い値段ですけどね。


おが屑のカマドと合わせて使えば、「カセットコンロで調理しながら食べる鍋」と同じ状況が再現できるわけで、なんとも心躍る。


この家に来てから、鍋やコップ、お皿などなど大量に破壊しているので、大事に扱わねば。