お休みしてました

二日間、発熱のため休みを頂き、今日から出勤。


デングでは無かったようです。
いや、結局はわからないんですけど。


二回デングに罹ったことは確か。
でも一回目のデングがいつだったのか、未だにはっきりしていない。
その時に検査しないと、「過去にデングに罹患したことがある」という事しか知り得ない。


風邪だと思って解熱剤で無理やり治してしまえば、それまで。


連続的にデングに掛からなければ、特にその後問題になることもない。
今年になって10万人以上が罹患し、300人以上が亡くなっているデング熱というのは、言ってしまえばそうゆう病気なのだ。


不幸中の幸いと言うか、今私が居る地域では発症件数が低い。
デングキャリアの血液を吸って、ウィルスを保有した蚊が少ないと言える。


逆に言えば、デングキャリアの多い地域では、患者数は雪だるま式に増えていく(スリランカには雪無いけど)。


蚊は普段、花の蜜やなんかで生活している。
産卵のために多くの栄養を必要とするようになると、危険を犯して動物の血液を吸いに来るのだ。
蚊の産卵回数はライフサイクルに於いて、3-4回。
一回目でキャリアの血液でウィルスを保有したと仮定すると、残り2-3回目の吸血でデングウィルスをばらまくことになる。
しかも、ヒトスジシマカでは10%の割合でウィルスが卵に垂直伝播すると言われている。
つまり一定の割合で、生まれながらにしてデングウィルスを持つ蚊が出現してくるわけだ。


恐ろしい。


スリランカのデング発生数の半数近くがコロンボを中心とする西部州ということですので、最低でも5万人は鮮度の高いデングウィルスを持つ。
彼らの血を吸った蚊は次世代へと命をつなぐ。
その産卵数は600個。
10%は垂直伝播で生まれながらにウィルスを持つ。
600個x10%=60
この半分がメスだとして30。
ライフサイクルは3週間ほどで、産卵回数が三回だとすると、一週間毎にウィルスを保持する蚊が30倍に増える計算。
最低でも、この数字。




コロンボに行くのを控えたくなるほどです。