夜間外出禁止令

キャンディの郊外、テルデニヤで暴動です。


情報が交錯しているので、本当のところは知る由も無いのですが、今の時点で私の聞いている情報を記します。
真偽のほどは判りませんので、悪しからず。


まず発端となったのは、こうした事件ではよくある小さな話。
トラックの運転手とスリーウィールの諍い。
前を行くムスリムの運転するスリーウィールがのろのろと運転。
それを追い抜きたいが、道を譲ろうともしないスリーウィール。
思い切って抜きにかかり、前に出たトラック。
そして急ブレーキ。
トラックを降りてきたシンハラの運転手。
ウィーラーと口論。


その現場はムスリムが多く住む居住地近くだったようで、集まってきたムスリムにボコられて病院送りになったシンハラのトラック運転手。
そして昨日だか今日だかに亡くなった。


その葬儀で感情の爆発した遺族関係者が暴挙。
ムスリムの商店が焼かれ、ムスリムとシンハラとの対立に発展。


こうゆう流れのようです。


首謀者は逮捕されているので、今時点で大きく騒いでいるのは便乗者だ。



こうしたことは火種が常にくすぶっているので、燃料を投下すれば大きく燃え上がる。
仮に、今回の事件がシンハラ人同士だったら、こんな事にはなっていなかったはず。


過去にはホンジュラスエルサルバドルがサッカーをきっかけに戦争を引き起こしています。
もちろん、それ以前に両国関係に問題があった訳で、サッカーだけで戦争が起きたわけではない。


なんにせよ、早期の収束を願います。