気の毒すぎて何も言えない

キャンディの家からすぐの交差点に位置するカデー(小さな個人商店)。
細かいものは通常そこで買う。


先月のある日、我々夫婦でお寺に行った時のこと。
帰りにその店に寄ったのですが、店主であるオバサンが激ヤセしている事に気付く。
「なにか病気かもしれないから、一度病院に行ったほうが良い」と進言した。
他のひとが言っても気にしてなかったようでしたが、我々の話は聞いてくれて「明日、行ってみる」と。


で、そのまま入院。
細かい事は解かりませんが手術もしたと。
旦那さんからは「自分が言っても聞いてくれなかったから、あなたたちが言ってくれて助かった」と感謝された。


その後しばらくして退院したのですが、再度体調が悪くなり、コロンボの病院に入院。
7時間以上に及ぶ手術をしたと。
どうも大腸がんかなにかだったよう。


まだ入院は継続していて、それはそれで快方に向かってくれれば良いのですが、別の問題が。


その夫婦の一人息子が、昨日亡くなったと。
急性の虫垂炎から手術をしたのが一昨日。
そして昨日、亡くなった。


旦那さんは、この状況に悲観して自殺しようとしたらしい。


妻から話を聞いて、言葉が出なかった。


キャンディの地元でも、一番仲良くさせてもらっている人たちなので。


それにしても虫垂炎の手術から、翌日で他界とか、何かしらの医療事故を疑ってしまう。
実際、調査が入るようです。


こういう話を聞くと、スリランカで手術を受ける事とかに恐怖感を覚えてしまう。
病院も、日本と比べて衛生的とは言えないですしね。
自分たちに出来る事となると、日ごろの健康管理に気をつけて、定期的に人間ドックとかを受ける事でしょうか?