もう一度『もやし』のススメ

また『もやし』を栽培している。
栽培ってほどのモノでも無いですが。


この非常事態宣言下、もしくは外出禁止令下、新鮮な野菜の入手に四苦八苦しているなら、何でも良いからマメを手に入れて『もやし』を作ってみるのも良い。


先週の金曜日の夜に100gの緑豆を浸水させておいた。
朝起きて水揚げしても良いし、もっと待っても良い。


今回は、金曜の夜に浸水。
土曜日は水換えを数回。
日曜日の午後に水揚げ、という感じでやった。
そして数時間ごと、もしくは気付いた時に、洗浄。
で、本日(水曜日)の朝、収穫。
実質、四日と少し。


100gの緑豆が、700gの『もやし』になる。
日本で売っているパックが200から250gぐらいですかね。
なので大体で三袋分。
スリランカでは緑豆は1キロで235ルピー。
100gあたり23.5ルピー。
これで、ざっくり三袋分として約8ルピー/袋。
円換算でも五円しない。


こうやって計算してしまうと作らない理由がない。


ただしスリランカでは、ね。



もともと野菜の安いスリランカで、もやしは生産量も少なく(つまりスリランカの人はあまり食べない?)、結果として品質も悪く、値段も高いという、ある意味で買う理由が無い野菜。
なので、自分で作るという流れになる訳です。


対して日本ではどうか。
まず、材料となる緑豆が高い。
キロで600から700円とか平気でする。
なのに、それを原料とする緑豆もやしは高くても40円/袋とか。


100gの原料で三袋作れるという、先程の計算で行くと一袋当たりの原価は20円を超える。
もちろん、大きなロットで仕入れる場合は、もっと安く仕入れできるはず。
それでも半値で仕入れたとして、原価率三割。


スリランカでは、もやし100gパックが80ルピーとかだったかな?
原価は4ルピーって事ですね。
つまり原価率、驚異の5%。


まぁ、スリランカの場合は『もやし』というよりは『発芽玄米』の緑豆版って感じで、マメから根がヒョロっ出た段階のモノを売っている事がほとんどなので、もっと原価率は高くなると思うけどね。


なんの話だ?


そう。
この非常事態の時に、マメが家に有るなら、是非挑戦して見ると良い。
無ければ、無理して豆を買う必要も無い。
ワタシのように、『もやし』が高い、もしくはそもそも売って無い。
そして緑豆は安く手に入る、という環境下であれば作るのをオススメします。
という話でした。