俳優業の感想

キャンディに戻って来てます。
通常の仕事に復帰しました。


で、まだもう一日あるので終わった訳では無いんですが、感想を。


やっぱり難しいですね。


日本語ならもう少しマシだとは思うのですが、シンハラ語で演技するのはキツイ。


理由は幾つかある。
1. 普段使わない言葉が多い
言い慣れてない言葉や言い回しを、その場で台本を渡されて覚えるのは、やっぱりキツイ。
それを頭で繰り返しながら、共演者の演技に反応し、表情を作り、動作も行う。
地獄です。
普段飲まない甘い紅茶が嬉しかった。
脳みそフル回転な感じ。


2. 共演者のセリフに反応できない
シンハラ語の台本なので、しかもその場でそのシーンの部分だけを渡されるので、読み込む時間がない。
で自分のセリフの前に共演者が口にする最後の言葉だけ覚えて反応出来るように準備するのですが、アドリブとかでセリフを変えられると反応が遅れる。
まぁ、それは編集でなんとでもなるんでしょうけど、焦ってしまって自分のセリフが飛んでしまうこともしばしば。


3. 設定が解らない
全体のストーリーとか共演者との関係性とか、何も聞いてない状態でスタートしたので、どういった感情で言えば良いのか不明。
これは段取りのミスだと思うね。
少なくとも、事前にキャラ設定を教えて欲しかったな。


4. 細かい設定が決まってない
「〜な感じの場面」という説明は、シーン毎に教えてくれるのですが「それに合わせて反応してくれれば良いから」となり、結局はアドリブで動くしかない。
ドアを閉める動作にしても、鍵は締めるの?とか。


5. 時間軸が解らない
同じロケーションの場面を一度に撮るのですが、出演者手配の関係上、三人の場面を先に全部。
次に二人の場面を全部。
そんな感じで、しかもライティングの関係で朝の光を設定して、それを一度に撮るといった事も関わってくる。
なので、ストーリーの前後関係が判らなくなる。
撮影三日目とかになれば、セリフの内容で多少は理解出来るようになったけど、これも言ってみれば段取りのミスだと思う。




と、まぁこんな感じです。


あと一日撮影が残ってるんですが、1シーンだけだと言うので、多少は気が楽。
事前に台本も貰ったので、準備出来るしね。


まぁ楽しかった、、、よね、、、。