妻がワクチン接種

公務員と言うことで、妻はエッセンシャルワーカーに該当。


キャンディにやっとワクチンが廻って来て、まずはエッセンシャルワーカーを対象とする接種開始。
ちなみにハイリスクな方たちへの接種は完了してます。


で、本日無事に接種完了。
同じ公務員でも、職場の長によって考え方が異なるようで、妻の職場は同じエッセンシャルワーカーという括りなので30歳以下も接種の対象。
しかし国としての対象者は30歳以上とされてるので、うちの地元役場の職員は30歳以上のみ。
それを決めた役場の長は、随分前にコネを使って接種しているとか。
闇が随分と目に付くところにあります。


日本の場合は厚生労働省が「接種順位の考え方」という指針を出している。
必ずしもこれの通りにはなっていない事もあるようですが、基本方針を示すのは素晴らしい。


スリランカは、どうなんでしょう?
ドキュメントで探したのですが見つけられませんでした。
ただ、指針は発表されてまして、最近も改定されたというニュースがありました。


曰く、
1.医療現場のフロントワーカー
2.60歳以上の全ての人
3.18歳から60歳までの非感染性疾患(糖尿、がん、循環器系、呼吸器系)の患者
4.妊娠中の母親
5.エッセンシャルワーカー
6.工場勤務者
以上が優先ですよと。


コロナと戦う医療従事者を守りつつ弱者(慢性疾患、高齢、妊娠中の人々)の死亡率を下げ、同時に経済を動かして危機を乗り越える。
非常に素晴らしいと思う。


30歳以上を対象とすると、国民の51.6%でしか無いとの事で、対象範囲を拡大するという話も載っていた。
とにかく、3.で18歳以上の慢性疾患を持つ患者を対象としているのだから5.のエッセンシャルワーカーの範囲も18歳以上として良いのでは?


それと、日本でも自治体によって異なるのですが、医療従事者の同居家族に関して。
優先対象として含まれていたり含まれなかったり。
スリランカでは字面だけを読むと対象として含まれないのですが、医師の同居家族は優先的に接種することになって、数カ月前には接種したと思う。
スリランカは医師会の力が非常に強い。
すぐにストライキとかするしね。
今後の接種業務を滞りなくやってもらうために、政府からの忖度が当時は働いたのでは無いでしょうか。
ですが、そこに看護師の家族が含まれていなかったことで、整合性がとれないなと感じます。
そもそもが感染率低減とか他者への拡散を防ぐ事を期待してワクチン接種するのに、なぜ医者の同居家族には特段のリスクが在ると判断されるのか?
家族から医師への逆感染を警戒してるのだとすれば、同じ事が看護師の家族にも言える。


まぁ、今どきの言葉で言えば「上級国民」を優先しろってことなんでしょう。


上で書いた地元の役場。
結局はエッセンシャルワーカーであっても30歳以下だと接種できない。
なのに(真っ先に接種を済ませた)役場の長は、職員に対してフルタイムの出勤を命じ、来たる地元の大規模接種の設営や運営に従事させる。
動きやすく着替えやすい服装は禁止され、制服であるサリー着用が義務付けられたとか。


この一連の流れ。
実に素晴らしい。
これぞスリランカの駄目な面の典型。