昨日の誕生日パーティーに、結局現れなかった叔父さん。
近所のおばちゃんと世間話をしていたら、思わぬところで情報を入手。
そのおばちゃん曰く、
「昨日の昼過ぎに、そこの交差点のとこで、
スリーウィールの運転手と殴りあいしてたわよ」
!?
「え!? なんで!?」
「なんか、クリケットの大会のチケットがどうとか。。。」
「あー、キャンディでやってる奴?」
そうです、今スリランカではクリケットの国際大会が開催されていて、
我がキャンディでも試合が行われているのです。
「で、それの何が原因なの?」
「私もしっかりとは聞いてないんだけど、
その運転手が、チケットを手に入れられるって言ってて、
近所の子供が群がってたの。
そこに叔父さんが来て、そんなの嘘に決まっているって・・・
子供を騙すのはよくないって・・・」
「嘘なの?」
「判らないけど、チケットは凄く人気だし、
その辺のウィーラーが手に入れられる値段じゃないと思うわよ」
「ふーん、で?、で?」
もう、このあたりになると可笑しくて堪らず、
俺のニヤニヤが止まらない。
「で、それに怒ったウィーラーが、叔父さんの胸ぐら掴んで・・・」
「ほう、で、殴ったの?」
「よく判らないけど、小づき合いしてた」
「まじで? で、怪我とかは?」
「それは大丈夫だと思う」
「あ、そう・・・」
死人や怪我人が出なければ、祭りは盛り上がらないと、
誰かが言っていた。
不謹慎ではあるけれど、ひとつの事実でもある。
それから考えるに、これは祭りにすらならないようだ。
「怪我してないんだったら、別になんの問題もないね!
いやぁー、見たかったなぁ、それ」
と言って、別れた。
来なかった理由が判明してすっきりしました。
今調べたら、チケット5000ルピーからとなっておりました。
確かに、ウィーラーが手に入れるには厳しい値段ですね。
それにしても、嘘と決め付けるのはどうかと・・・。
それに、なんですかね?
叔父さんの、意味のない正義感ぶり。
不思議です。