法事

我が家の主事で行う年に一度の法事。


9月にやる理由は、
・ワタクシの誕生日が9月
・義母の父親の誕生日が10月
・ワタクシの母親の誕生日が10月
などなど、他にも理由があるらしいですがよく分かりません。
去年から恒例行事として行われるようになったのですが、
まぁ、理由はどうでもいい。
年に一度ぐらいやらないと格好が付かないということなのだろう。


で、事前にお寺に行き、
そこのお坊さんに、一応欲しいものを聞く。
今の世の中、坊さんにも色々と必要な物があって、
場合によってはリクエストがあるのですが、今回は何も無し。
こんな風に事前にお伺いをする檀家さんは、ほとんどいません。
で、お決まりの『法事お供えセット』を奉納するのです。
内容はというと、お食事の際に使う金属製の大きなボウルに始まり、
オレンジ色の袈裟、歯磨き粉、歯ブラシ、砂糖、粉ミルク、お茶っ葉など。
お坊さんといえども世捨て人ではないので、必要な物をかうお金が必要。
そうなると、毎度毎度奉納されるこの『法事お供えセット』を
密かに下取りに出して、現金化することになる。


ということで、特にリクエストも無いとのことなので、
我が家は無粋ですが現金を包みました。


法事の前日に再度お寺に行き、
お坊さんに手渡しました。
「色々と考えてくれた結果、お金を包んでくれたことに感謝します」
と言ってくださった。
何も考えずに、恒例だからと必要のないものを頂いても、
実際には困ってしまうそうだ。
で、お金では皆の手前、格好が付かないとのことで、
過去に奉納された『法事お供えセット』があるので、
それを使って法事はやって下さいとの事。


まぁ、そうだよね。
法事の最後に大きなトレイを皆に回して、寄付を募るのだけれど、
そこにお供えしたものを乗せなければならないので、
何も無いトレイに現金の入った茶封筒が寂しく乗っていては、有り難みがない。


ということで、9月29日。
三時過ぎにお寺に行き、
まずは前庭とお堂を掃き清める。
そのあとは、何も作法を知らないワタクシは言われるがままに準備をし、
スタート。
半分眠りながらも無事に終了し、
後かたづけして帰ったのが8時。


うん、年に一度で充分だね。