厨房、そこは戦場だった

北の会(コロンボより北で活動する隊員の集まり)でホテルを貸しきって、キャンディ対クルネーガラ*1で料理対決をする。
と、いうのが表向きの集結理由。
しかし、実際はキャンディで二年間活動してきた先輩隊員の送別会。
買出しに行っている間、密かに歌の練習をしたり仕込みにも気合が入っていた。


7時に任地に帰る隊員がいて、その人に手紙の朗読という役割を頼んでいたので、それまでに一応すべてのプログラムを終えたい。
ということは6時過ぎには食事を終えなければならない。
調理開始が3時前ぐらい。
しかも、帰国隊員(女性)を座らせておくため、それぞれの任地の男どもが料理をして、女性陣は審査員を担当するということになっていた。
頭数が足りない。
そしてさらに男性陣の中には「まったく料理できません」というメンバーが二人。
基本、三人での調理が始まった。


酒を飲みながら料理して指を切り、大量の血が流れた事も含め・・・・・・あれは戦場だったと表現しても良いのでは無いだろうか?
少ない時間、足りない頭数、慣れない厨房、所在不明の食材たち・・・カオスだった。


「酒を飲みながらつまむものが欲しい」という女性軍からの先制攻撃に対し、同期が作ってきてくれた「豚の角煮」でカウンター。かなりの攻撃力を発揮してくれた。
ついで隊長(俺)の指示の下、次々と繰り出される反撃(お料理)。
蒸し鶏のねぎ塩だれ」
イワシサバ缶の野菜たっぷりサラダ」
イカと大根の煮付け」 ←ホントは里芋の予定だったけど、入荷しておらず・・・。
「カツオの刺身」
「海老のハンバーグ」
「さつまいもとゴマの炊き込みご飯」
「海老ダシの効いたお味噌汁」
「卵黄たっぷりの贅沢プリン」


本来味方のはずの女性陣から「対決ってどうなったの?」という、この会が送別会だという事を忘れたビックリ発言が飛び出した頃、俺たちの戦いは終了。
諸君の奮闘に感謝!!


みんな喜んでくれたみたいで良かった。
Nさん、二年間お疲れ様でした!!

みんなで遊んだ夜のプールも楽しかった。
今度は「南の会」の連中も合同で遊びたいなぁ。


※忙しくて料理の写真がまったく撮れなかったので、こちらをどうぞ。

真夜中に、酔っ払ってプールではしゃぐ大人たちの図。

*1:どちらもスリランカの地方都市