唇、クチビル、くちびる。
人間のパーツの中でもトップクラスにセクシーなモノのひとつ。
そのセクシーパーツを食事時におもいっきり噛んでしまい、なんとも痛い日々。
治りかけの状態でまた噛む。
グラップラー刃牙だったか、範馬刃牙だったかで描かれたマウス三兄弟の話を思い出す。
唇、歯、舌の完全なコンビネーションを実現させる三人組の話だ。
三人同時に蹴りを繰り出しても音はひとつ。
食物は唇によって腔内に送り込まれ、歯によって潰され、舌によってその位置を変化させつつ、咀嚼されていく。
その完璧なコンビネーションは無意識に行われているものではあるが、一度その連携が崩れる時、舌を噛み唇を噛む。
噛んでは腫れて、治まっては再度噛む。
エンドレス唇裂傷。