エンリケとサンガッカーラ

エンリケのライブイベントでの問題が、燻っています。


このイベントを主催した会社のディレクターには有名なクリケット選手が含まれている。
スリランカ人なら誰もが知っているスーパースターたちだ。


そのスーパースターが声明文を出した。
掻い摘んでまとめると、イベント開催時に生じた不愉快な出来事に対して保証を行うということ。
彼らは開催当時にはスリランカにはおらず、実情を伝え聞いてショックを受けたと。
スリランカにおいてこれほど有名なアーティストが大規模にイベントを開催することに対して、万全の準備をしてきた。
それ自体は非常に困難で厳しいものだったが、専門家の援助を受け対処してきた。
しかし、その期待は著しく低い結果しかもたらさなかった。
主催者として制御可能な範囲を超えて生じた理由により、アーティストや器材の到着が遅延したのも事実だが、それに対するアナウンスを行わず放置したなどの明らかなミスも起きた。
また専門の警備会社を雇って会場警備を行ったにも関わらず、プレミアムチケットを購入した観客たちの期待に応えるのに完全に失敗した。
これらは主催者として容認するべきことではないという認識を持ち、観客への保証を行う予定でいる。
さらにコロンボ市当局が言うような不正なチケットの販売は行われておらず、すべての作業は透明かつ倫理的であったと保証する。




まぁ、こんな感じ。


昨日の投稿では書かなかったのですが、主催者側の問題点として、当初7000枚ほどのチケット販売を予定していたのに、実際には10000枚を超えるチケットが販売されていたり、チケットがコロンボ市当局を経由して販売される手はずだったのに、実際には大多数のチケットが当局の知らないうちにインターネットサイト経由で販売されたりした(らしい)のです。


これに対して当局は制裁金を課すことと、主催者を当局のブラックリストに載せて、コロンボ市内でのイベント参加には今後参加させないと通告した。
コロンボのイメージを著しく低下させたというのが、その理由。


事ここに至ると、本当に参加しなくて良かったという思いでいっぱい。
不愉快な思いをした観客の一人になるところでした。
実際に精神的苦痛を被ったとして2200万ルピーの賠償金を要求する裁判が準備されているとの報道もあった。
まぁ、それはやり過ぎだと思いますが。
マクドナルドの「コーヒー事件」じゃ無いんだから。


真相はどうであれ、エンリケスリランカに来ることは、もう二度と無いでしょう。
そういう意味では、プレミアなイベントだったと言える。