結婚は格言の宝庫

久しぶりに心ゆくまで寝た。


起きたら9時。
いつもなら歯磨いて、コーヒー飲んで、ご飯食べて、会社行って、一仕事して、お茶飲んでる時間。
そう考えると朝ゆっくり起きるというのは時間の無駄遣い。
「最高に贅沢な時間の使い方だな」って思うのと同時に、ちょっぴりの罪悪感があるのは、こういったところに理由がありそうだな。


今日はサッカー部のメンバーはネゴンボのホテルで合宿しているはず。
海なのかプールなのか、どっちにしろ強い日差しの中で水に浸かって涼んでいるに違いない。
そこで私もやってみた。
隣の家にある水槽。
ようは雨水を貯めるタンクだ。
コンクリートで作ってあるのですが、1メートル✕60センチぐらいで高さは80センチぐらいか。
そこに水を溜めて子供用プールの要領で水浴びすることを思いついた。
日差しは充分。
水道からホースを伸ばして、ゆっくりと水を貯める。
ホースは青色だけれど、多少は日差しで温まることを期待する。


ヒザぐらいまで貯まったところで入水。
想像以上に冷たい。
だが奥さんが羨望の眼差しで見ているので、やせ我慢。
「いやー最高だね!!」


言葉とは裏腹に、私の生白い肌は、ものすごい勢いで粟立つ。
状況的にはネゴンボの人たちと同じ。
そのことに満足したことと、日差しが陰ってきたことを受けて、30分ほどで終了。


奥さんの期待に応えるというのも大変です。


二時に家を出ました。
ポヤの道路はスイスイ進む。
ほんの二時間で家に付いた。


こんな事なら、もう少しキャンディでのんびりしてから出ても良かったなぁ。




明日からまた仕事。
奥さんの居ない日々です。
「結婚とは便利を幸せにすり替える仕掛け」と言ったのは誰だったか。
模倣犯』の登場人物だったかな。


耳が痛い。
というか、ドキッとさせられるね。


自分を振り返って、「そんなこと無い!!」とも言い切れないからね。


でも「妻は象と同じ。見て美しいと思うが、家に居て欲しいとは思わない」という名言にも納得する部分がある。


先週奥さんが来た日。
彼女に言われた。
「今日はすごく喜んでくれてるみたいだけど、三日も経てば面倒くさくなるんでしょ?」




なんというか・・・正解です。 


まぁなんですか、バランスという奴ですよ、奥さん。
ずっと一緒にいて、ずっと新鮮な気持ちを保つのは難しいということです。
一週間一緒にいて、一週間は別々とか、良いんじゃないでしょうか?
もしくは二週間置きでも良いでしょう。
自分の時間も大切にってことです。