栄枯盛衰

朝起きて、朝食をとってすぐに近所の法事へ。


この法事用にネゴンボのフィッシュマーケットで魚を仕入れてきているので、一品作って持って行きます。
こんな感じで、近所の家々で一品ずつ作って持ち寄るのが一般的です。
たまに「アイスクリームと粉ミルクどっちかお願いできる?」なんて言われることもあるけれど、なにも言われなければ、パリップ(レンズ豆のカレー)とか簡単で安いものではなく多少手が込んでいるものを作っていくのがマナー。


アイスとか粉ミルクだと意外と値段が張るので、手が込んでもカレーを作ったほうが我が家としても楽。


今回は魚も安く入手出来たので、良かった。




午後からは親戚の法事。
お義母さんの父親の弟の奥さん、かな?
良く分かりません。


この家は、地域でもかなりお金を持っている家でした。
紅茶工場を経営し、地元とキャンディを結ぶ路線バスも何台か所有し、スクールバスのビジネスもやっていた。
ですが、田舎の金持ち(成金)にありがちですが、今の当主がとても偉そうな態度を取る人らしく、人が離れていった
それに伴ってビジネスも落ち目に。



個人的にはあまり付き合いがない親戚なので、どうでも良いのですが、良い土地が売りに出るようだったら買っても良いと思っている。


子供がトリニティというセミガバメントの学校に通っていて、今年から日本語の授業が始まったとか。
それ自体は良いのですが、私に日本語クラスをやってくれないかと言ってきた。
「日曜日だったら良いでしょ?人数は集めるから」


突然と言えば、あまりにも突然な申し出に不快感を隠しきれず、「いや、今ネゴンボに住んでるし、キャンディに帰ってくるの月に一回だけだから」と突き放しました。


人の都合を考えずに話す。
こういったところに、ビジネスが落ち目になった原因があると気づかないもんでしょうか?



紅茶工場もバスも手放し、広大な茶畑を切り売りして生活している現状。
それでも今小学生の子供たちが死ぬまでは、何もしなくても生きていけると思う。
それぐらいの蓄えはありそう。
日本は相続税が存在することで「金持ちも三代続けばただの人」なんて事を言われてましたが、スリランカではアホな事をしなければ、金持ちはずっと金持ち。
その日本も、少子化で親戚の財産が集約される現象が起きているとか。
税金を取られない規模の相続でも、親戚中の財産が集約されれば一気に大金持ち。


これはこれで、血で血を洗う醜い争いが頻発しそうで怖いです。