相談という名目

朝、9時にもならない時間。
警察官が我が家を訪ねてきた。
ネゴンボ方面の警察署からの呼出状を、カドゥガンナーワ警察の人が届けに来てくれたのです。
見ると、12日の09:00に出頭せよと書いてある。
昨日の今日で、早速呼び出しが来たのは有難いのですが、朝の9時からネゴンボ・・・。
こちとらキャンディに住んでる人間ですからね。
その警察署まで四時間近く掛かるんです。


夕方に友人から電話。
ペラデニヤの警察署でSI(Sub Inspector)として働いているという知り合いを紹介してくれるとのこと。


電話をくれた政府系機関で仕事をする友人、ウィールドライバー、水道局長お抱えドライバーの三人と一緒に、SIを出迎える。
勿論、私は小脇にアラックを抱えている。


ちょっとしたレストラン的な店に入り、一部始終を説明する。


SIは彼の持つ専門知識を元に精査しつつ、私へのアドバイスを繰り広げる。
有難いけれど、大丈夫かな?


彼曰く、「私が、調停を取り仕切るネゴンボ方面の警察署に直接電話をする」というのだ。
それはそれで有難いこと。
でも、日本だったら管轄外の警察官が横槍を入れるような事は好まないと思うわけです。
今の時点ですら、カドゥガンナーワ警察署の横槍が入っているわけで、そこにペラデニヤ警察署の警官からの横槍が加わるわけでしょ?
しかも、調停を仕切るのはSIよりもランクが上の人。
OIC(Officer in Charge)と一般的に呼ばれる人で、階級的にはCI(Chief Inspector)だと思う。
SIよりも2個上で日本で言う「警部」かな?


警察組織や軍隊で階級が2つ違うということは、その権力には天と地ほどの違いが出てくることでしょう。


それが怖い。


電話することでOICが不機嫌になったりしたら・・・なんて事を考えてしまうのです。