特例法案

天皇陛下の退位を現実のものとする特例法案が可決されたようですね。
陛下のお気持ちを考えると、良かったと思います。
しかし、今後も女系天皇を認めるのか否かといった議論は続いていくのでしょう。


現代の事情に則して色々と改革を行ってきた結果、男系天皇で皇室を維持することが難しくなって来ている一方で、なんとしても男系を守るべきという主張と、女系容認が火花を散らしている訳です。


細かいことは知りませんけど、男系を死守すべきという理由は王朝交代が起きるというのが主たる理由のようです。
万世一系で父親を辿っていくと神武天皇に到達するというのが必須事項だと。
これに対し、女系容認は神武天皇に到達したところで、その前には天照大神が存在しており、皇祖神たる天照大神が女性なのだから元々女系ですよってことのようです。


そりゃぁ、他にも細かいことは色々とある。


ではどうするのか。
男系で守っていくなら、側室制度を復活させるとか(時代に則さないけどね)、人工授精とか。
どっちにしろ落とし所を見つけないといけません。


あと、秋篠宮殿下が皇太子待遇というところですが、これ分かってますか?


皇太子というのは天皇陛下の一番上の子息です。
なので、今上天皇に対して皇太子殿下がいらっしゃいます。
しかし、来年末で天皇陛下が退位されて皇太子殿下が天皇として即位されると愛子さまだけですので皇太子不在となる。
秋篠宮殿下は「皇太弟」となり、悠仁さまは「皇太甥」となるのです。
これによって、東宮御所も無くなります。


東宮というのは皇太子殿下のお世話をする部門ですので。


とはいえ、皇太子不在という状況は歴史上では何度も起きてきたことですので、大した問題ではない。
天皇の弟や、遡って叔父なんてことも頻繁に起きてたわけです。


どうなりますかね。