撮影でした

昨日はドラマの撮影でした。


7時集合。
そこから朝ごはんを食べて、まずは外での撮影に。
車を走らせながら、車内での会話シーン。


それが終わったら、衣装替えして(つまり別の日の設定)車外での会話シーン。


リヴェラの事務所に戻って昼間のシーンを撮影。
この時点で13時すぎぐらい。


ランチの到着が遅く、食べ終わったのが15時近く。
昼のシーンを撮影し終わったのが19時。
そこから夜のシーン。


休憩中にバクティ(主人公ケヴィンの友人)が「ジン、オレお前の演技好きだよ」と言ってくれた。
彼自身、子役からずっとこの世界で生きてきている。
そして、彼は自然な演技を目指している役者さん。
そんな彼が「お前の演技は『演技をしよう』と思っていると逆に出来なくなる自然な感じが出てる」と言ってくれた。
そりゃあそうですよね。
ワタシ、演技しようと思ってないですからね。
素人のワタシには演技とか無理。
なので、登場人物になりきる『メソッド演技』しか出来ない。
漫画『アクタージュ』に出てくるのですが、別に『アクタージュ』のオリジナル設定では無く、確立された演技体系の一つ。
舞台演劇なんかでやるような、カッチリと決まった型でやるものでは無く即興性の強い演技が特徴。
ようは細かく設定して演技をするって事では無く、登場人物になりきって「この状況なら、この人物は自然とこういった表情を見せるはず」と言う流れで演技をするんですね。


ワタシはこれ。


設定も細かくは決められて無いので、自分で状況を作りこんで、または監督に確認して、人物像や他の登場人物との関係性とかを決めていく。
ボスであるリヴェラには尊敬の念を持ちつつも、長い付き合いなので遠慮はあまり無い。
ケヴィンやバクティには心を許しては居ないけれども、できれば大きな面倒ごとに巻き込まれないように助けてあげたい。
そんな気持ち。
ワタシにも明かされてない裏設定があったりしたんだけど、それを知らないことで後々のサプライズに繋がりつつも、ワタシ自身は自然な演技が出来る。


素人に出来る最大の演技は、ナチュラルな反応です。
なのでセリフ以外は全部アドリブ。
監督が気に入らなくて、「ジン、そこはビビってる感じは要らない。驚いている反応だけで良いよ」とか、「まだ撮影してないけど、この情報は既にジンは知っている事になってるから、そこは知ってる体でやれば良いよ」なんて指導が入ることもある。



ただバクティが褒めてくれたのは「普通は、演技をしようとせず自然にと思ってても、どうしてもカメラを気にしちゃう。でもお前の演技はそうなってないし、良く映りたいとも意識してないのが理解できるから、そこが良い」と。


嬉しいね。


で、全く話は変わるんだけど、妻の誕生日が来月にある。
前回はコロナのせいで何も出来なかったので、何かサプライズ出来たら良いなと思って、ケヴィンとバクティに妻へのメッセージ動画を撮らせて貰えないかと頼んだ。
もう、快くというか積極的に「イイね、やろうやろう」と乗り気で応えてくれた。


撮影が全部終わったのが22時。
そこから帰り支度をするスタッフに「ちょっと音立てないで静かにしてー」とケヴィンが声をかけてくれて「ジン、メッセージ撮ろう!!」と言ってくれた。
長い拘束時間で疲れて居るだろうに、ありがたい。


ケヴィンとバクティ
次の撮影では会わないので、今日撮れて良かった。
で、次はリヴェラにもお願いしてみようと思ってる。
3人分の動画が撮れたら、少しだけ編集して誕生日に見せよう。