岸田新総裁誕生

結果だけ見れば通常投票でも一位を獲得した(一票差ではあるけれど)岸田文雄が、決選投票も制して新総裁となった。
捻れを生むことなく、それは良かった。
個人的には高市早苗に期待してましたが。


獲得表は以下の通り。
通常投票
候補者 議員票 党員票 合計
岸田 146 110 256
河野 86 169 255
高市 114 74 183
野田 34 29 63


決選投票
候補者 議員票 党員票 合計
岸田 249 8 257
野田 131 39 170


通常投票では下馬評の高かった河野候補者は、現職の自民党国会議員表では獲得数3位。
地方党員票は岸田候補者の1.5倍もの獲得。
自民党の党員になってる人は河野さん推しだったのですね。
決選投票では、決選投票に進んだ二人の獲得票のうち多い方に加算される仕組みですので、河野推しは全国に万遍なく散らばって居たと考えられます。
そうゆう意味では、党員110万の意志としては河野候補者でしたが、現職の自民党国会議員は岸田・高市連合だったと言う事です。
やはり派閥の力学というか、安倍元総理のお陰で選挙に勝てたという事実が重かったのでしょうか。


上でも書いてますが個人的には高市早苗候補者が望ましかったのですが、党員は意外にも河野候補者。
でも、議員票よりも党員票の方がより民意を反映しているという訳でもないですし、ただのパワーゲーム。
自発的に自民党の党員になっている人も居るとは思いますが、、かなりの人数が誰か(議員本人なり、その関係者)に誘われて入党しているでしょうから、相当数の党員票は浮動票に成り得ない。


決まったからには長期政権を担ってほしい。
国の顔がコロコロとすげ変わるのは止めてほしい。
高市早苗を重要なポストに置くのもありですが、幅広い分野で指導力を発揮して欲しいとも思う。
気になるのは財政健全化を固持する岸田新総裁の経済政策。
一番大事な点が高市早苗と異なるのです。
枝葉末節はどうとでも擦り合わせが可能。
プライマリーバランスの黒字化だけは、少なくても凍結して欲しい。
高市早苗岸田文雄と協調する条件として、これを切り出していてくれればと願うばかり。