世界自然遺産 シンハラージャ森林保護区

旅行二日目。
スリランカに七つ有る世界遺産の内で、唯一自然遺産として登録されているシンハラージャ森林保護区。


世界中でもここにしか居ない動物が83種類もいるらしい。


ここはサファリではなく保護区なので、移動はもちろん徒歩。
ジャングルを歩くわけだから、避けられないのはヒル


石鹸水を足や靴に塗りこむのが、ヒル対策には効果的らしい。
それでも何人かはヒルの餌食になっていた。


俺は短パンと言う軽装備だったが、結果としてこれが良かった。
日焼けして多少は黒くなったといっても色白な俺。
その足にヒルが取り付くのはパッと見てすぐに分かる。
歩きながら、たまにチェックすれば避けられるピンチだ。
それ以前に、ヒルが足に取り付いた瞬間はヒンヤリとした感覚があるので、その時に剥がせば万事OK。
結果、一度も血を吸われる事なく生還しました。


一緒に行った隊員の中には、何箇所も吸われてスプラッター状態になった人も。
痛くないから良いようなものの、あの出血はなんとかならないものか。
多少の血ぐらい差し上げますから止血してお帰り下さい、と声を大にしてい言いたい。


ここまで、熱くヒルについて語っているが、それには理由がある。




なぜかと言うと・・・。




他にあんまり動物が居なかったから。




いや、カメレオン?とかトカゲとか、ナナフシとか見たけどさ・・・。
ちょっと地味じゃね?
どれもウチの任地にも居るし。
貴重な品種なのかもしれないけど、図鑑とかないから良く解んないし。
あと、シダ植物とかキノコとか?
食べれるならまだしも、見るだけじゃね・・・。
それと、滝?
ジャングルの滝って、落差があんまり無いよね・・・。




ね、地味でしょ?


まだ、ヒルの方がドラマが有る気しない?


地味な中でも貴重な一枚。



シンハラ語名でカトゥッサ?
カメレオンなのかトカゲなのか・・・。
ランカ人の答えがいつも曖昧で、結局どちらなのか判らず何ヶ月も生活しているが、知っている人は教えて欲しい。
カトゥッサが何なのか?
この写真の彼はカトゥッサなのか?


ここまで近づいても動かないってことは、彼なりに擬態をしてるってことなのだろうか。
それが成功していると思っているからこそ、動かずにじっとしているのか?
でも、木の幹とはまったく色が違うし、人間の俺たちが歩きながら見つけられるってことは、その時点で失敗してるよね?
もしかしたら、彼の天敵には周囲に溶け込んでいるように見えているのだろうか?
第一、彼の天敵は何だ?


解らない事だらけだ。


ムツゴロウ先生にお伺いを立てねば。


いや、千石先生か。