先輩隊員の任地訪問

ウェサックの連休を利用して南へ二泊三日で旅行。
初日の今日は、先輩隊員の任地を訪問。
スリランカ隊員の中でも僻地に属する彼の任地は、予想通り遠かった。
そして人々が暖かかった。


バレーボール隊員として仕事をする先輩。
今日は休日にも関わらず、大会が近いと言うことで練習しているらしい。


ここ暫らく降り続いた雨がようやく止んで、外で思いっきり練習出来る喜びを全身で表しているような子供たち。
そこら中に水たまりはあるし、小石もたくさんあった。
そんなコートを裸足で駆け回る子どもたちの笑顔は最高に輝いている。


ボールは勿論日本各地から集めたもの。
バレーボールはスリランカの国技ではあるものの、皆さんの善意で成り立っている部分も多いのだ。
しかし、善意に頼るだけではなく彼ら自身も色々と工夫している。
例えば、水捌けの悪いコートにラインを引くのは至難の業。
紐をはって毎回作るのも意外と面倒。
子どもたち自ら考え出したアイデアは、草を移植してラインを作ること。
大したものだ。


子どもたちの弾ける笑顔に、我を忘れてカメラを構えるM木隊員。
このカメラは彼の物ではないが、どうやら最近カメラの魅力に気付き始めたようだ。
彼が自前の一眼レフを手にする日も近い?


練習終わりに、子どもたちと試合をした。
こっちは日本人男性ばかり、平均年齢30歳のおっさんチーム。
序盤は調子よく日本が大量先取。
しかし地力に勝るランカチーム。
なんせ彼女たちは州の大会でも二位になるほどの実力。
徐々に点を取られ、15対13で負け。


雨が降る中、もう一試合お願いする。


泥だらけのコートにダイブする日本人。
その気迫に押されたのか、流れは日本人チームに。
結果、15対13。
負けた。
おっさんチーム、無残。