落書きの功罪

以前もバスターミナルにあるトイレの落書きについて書いた。


今回はペラデニヤ植物園。


どこの国でも落書きの文化はあるようで。


昔から落書きする人たちは居た。
イタリアのポンペイアンコールワットの侍、更に古いところでは
ラスコーの壁画などなど。
これらの落書きは当時の風俗や生活習慣、識字率の高さなどの
重要な示唆を我々にもたらしてくれている。
しかし、写真のジャクリーン嬢はどうだ?


どこの誰だかすらわからない。
よく日本の観光地で見られる相合傘や◯◯参上!的な
自己顕示欲を満たすことのみを目的とした、質の低い落書き。


やるなら壊されることが決定している壁や、
落書きOKの壁でやってもらいたい。
ベルリンの壁が落書きを認められていたのかどうか判らないが、
殺風景な壁を装飾する意味では良かったと思う。
壁が取り除かれることを願う書き込みも多かったらしいし。


まあ、なんにせよ他人の所有物に落書きする行為自体は、
器物損壊罪や建造物損壊罪に問われる犯罪行為ですので、
やるなら自分の持ち物にお願いします。