名古屋で飲む

スリランカ同期が来たので、愛知の同期が集まった。


金曜日の話だ。
それまで京都に居たらしい。
そのまま埼玉に帰ればいいのに、なぜ名古屋に一泊したのか・・・?


まあ、それは置いといて、
歯医者、ハローワークと雑用をこなして名古屋に向かう。
家から一番近い駅で電車に乗る。
そこの改札でブラジル人らしき美女二人が困り果てた様子で立っていた。
駅員さんが一人しか居ないような(夕方以降は無人)駅なので、
その姿はもの凄く目立つ。
片言の日本語で駅員さんと話しているのだが、どうやら財布を落としたようだ。
駅員さんも改札を離れるわけにもいかず、交番を指さして
「あそこで警察の人に話してみて」
と言っている。
こっちは仕事もしておらず、飲み会に間に合えばいいので
おせっかいにも案内を買って出た。


交番には誰もいない。
どうやら巡回に出ているようだ。
そこで本署への直通電話で連絡をして、指示を受ける。
その内容を伝えるのだが、彼女たちの不安な表情は変わらなかった。
改札に戻り、駅員に状況を説明しているときに、
人の良さそうなおばちゃんが現れた。
見た目は日本人なのだが、どうも日系ブラジル人らしく、
ポルトガル語がペラペラ。
そのおばちゃんによって、関係各所への連絡が全て行われ、
落とし主の笑顔が戻ってきた。
それを見ていた、野次馬のオジサン。
なんと彼も日系ブラジル人だった。


どこだココ?


聞けば、トヨタ系の外国人住宅がすぐ近くにあり、
ブラジルを始め、メキシコ、タイ、インドネシアなどの住人が
たくさん居るんだと。
豊田にはブラジル人労働者で有名な団地があるのだが、
長引く不況でその数は激減している。
しかし、トヨタが工場を持っている国からは、
技術研修で多くの技術者がやってきている。
つまり本国に帰国したのは末端で働く労働者たちで、
進出先の工場で指導的な立場になる人達は、
まだたくさん住んでいるということだ。
彼らはそれなりの生活が保証されているので、この不況下でも
なんとかやって行けているようだ。
住んでいるところも立派なマンションらしい。


とまあ、こんな事をやっていたので名古屋についたのは、
飲み会スタートのギリギリ。


久しぶりの再会、一ヶ月ぶりのメンバー、先週会った奴。
そうか、今日で日本に帰ってきて一ヶ月だ。


だらだらするのにも飽きてきたし、失業保険もあまり貰えないし、
理想ばっかり追っかけないで、現実的に仕事を探すか。