先日掘り起こしをしたトイレですが、
奥さんに話を聞くと、かなりいい加減に作ったシロモノらしい。
深さがどれくらい有るかは不明だけれど、
単純に穴を掘って、コンクリートリングを乗っけて蓋をしただけ。
えっ・・・?
壁面の補強とかさ・・・あるでしょ?いろいろ?
無いの?
無いんだ・・・。
そういえば、掘り起こした接続パイプも土の中にそのまま埋まってたな。
パイプの下に砕石を敷いたりなんてことは、全くなかったな。
あと、ガスの逃げ場も全く作られていない。
これは法律的に禁止されてると言っていたけれど、
となると、多少は発酵して発生するであろう二酸化炭素は
地中に逃げていくわけだ。
そこに土壌中の水分が作用して、砂礫は粘土化する。
そして水の逃げ場が無くなる・・・。
立坑の水かさが高い位置にあるのはそれも関係しているのかも。
あと、基礎も作らずにリングを乗っけて、
そこにセメントでパイプを固定してしまっているので、
重みでリング自体が沈み込んだ時に結合部に亀裂が入ったと言う事も
普通にありえる話だな。
とりあえず、近い将来もう一つ立坑を掘ることになるのは間違いないけれど、
当面の問題として水を抜く必要がある。
コンクリート製の蓋に開けた穴へ棒切れを差し込んでみると、
固形物で満杯になっているわけでは無いと判明したので、
まずは水分を抜いて、新規でトイレを作るまでの時間稼ぎをしなければ・・・。
立坑のすぐ脇に小ぶりの穴を掘って、ジョイントから漏れだす水分を逃がす。
そうすれば立坑の上澄み液は一定のレベルで維持できるはず。
そう考えて穴を掘り出したが、ここでまた問題発生。
立坑に隣接するように穴を掘るとジョイント部のみならず、
コンクリートリングの下端からじわじわと水が漏れ出す。
そりゃそうだよな。
土の上に乗っかっているだけなんだから。
でも仕方ない。
水を逃がすのが最優先。
色々問題が起きるもんだ。