で、お葬式です

昨日の連絡で、葬儀の場所や時間を教えてもらった。
まぁ、ミスコールに折り返したんですけどね。


この夫婦は色々と問題を抱えているのですが、
それがどうやら実家との関係に起因しているということが判明した。


というのも、奥さんのカーストと旦那(自分の友人)のカーストに、
かなりの差が有るとのことで、
奥さんの実家からは、結婚にかなり反対されていたらしく、
結婚後は奥さんの実家に来ることを許されていなかったんだってさ。


で、義理の父が亡くなり、母だけになって介護する人が居なくなると、
急に態度が一変して、「たまには孫を連れて遊びに来い」と・・・。
介護要員として頼られたわけですな。
実の娘は出稼ぎに出てるし、一番近くに居る親族は、
カーストは低いけれど、面倒見の良い義理の息子」なのである。
日本人なら、ムカツイて無視を決め込むところかもしれないが、
不思議なもんで、面倒見ちゃうんだねランカ人は。
体調が悪くなって、病院に運ばれた義理の母親。
結局、甲状腺か何かの癌だったらしく、見つかった時には余命数ヶ月。
年齢的には大往生と言っても過言ではないし、家族との別れの時間もあったし、
介護で疲弊するほどの長期の闘病ではなかったし、
外野からしてみれば、とてもスマートな亡くなり方だったようだ。


葬儀を取り仕切ったのは、その彼。
でもこの葬儀が終われば、たぶんまた、この家に来ることは無くなるのだろう。





仏教徒にもヒンズーの生活習慣が入り込んでいるスリランカ
カーストとかを気にするのは、やっぱりカーストの高い人達。
既得権益を守るためには仕方のないことというか、当たり前の事なのかもね。