初めての火鍋

スリランカ在住の日本人、いや勿論中国人も含め、
彼らの胃袋を鷲掴みにして放さない店がある。


そう、火鍋城。


現在埼玉に住んでいるポッチャリ野郎は、
その火鍋が大好物だった。
元々汗っかきのその男は、
火鍋を食しつつ汗を滝のように流すのが
コロンボに来た際の義務だと勘違いしてさえ居たように思う。


そんな素敵な火鍋を奥さんと一緒に食べた。
昨日のイミグレ終了後の話だ。


イミグレを出て、短期の通訳に関する契約書を顧客に提出し、
その足でシナモングランドのチアーズパブ。
無事にビザ更新できたことに乾杯し(彼女はアップルジュース)、
そこから火鍋。


ここのフライドライスは中々の逸品なのだけれど、
少食の我々二人だけでは持て余すので、今回それは無し。
魚介スープ(本当は牛骨とのミックス系)を選び、
いつもの様に具を注文。


でかい鍋で出てきたスープを見て、
「これ全部飲むの?」
と聞いてくる奥さん。
口に含んでいたビールを思わず吹き出しそうになった。
いや、飲んでもいいけど二人でこれ飲んだら、
それだけでお腹いっぱいだよ。
どうやら、コンソメスープとかトムヤムスープとかみたいに
メインの前に飲むものかと思ったみたいです。


白菜やらカンクンやらの野菜と、練り物系を中心に、
6,7皿頼んでみたけど、それでもう充分。


相変わらずの美味しさ。


ちょっとずつスープを飲みながら食べて、
そして具から出汁も出て煮詰まってきたところで
白飯投入。
溶き卵を廻しかけて、すぐに火を止める。
絶品の魚介雑炊の完成。
これが旨いのなんの。


「これ全部飲むの?」
と聞いていた奥さんも、私がお椀によそったそばから
がっついて、
結局二人でほぼ完食。
なべには牛骨やらが残るのみ。


堪能しました。


それはそうと火鍋。
実は一ヶ月ほどお休みしてました。
あのちょっとくたびれた感じの店を改装でもするのかと
思っていたのですが、何も変わっていない。
聞いてみると、お父さんというかお爺さんが亡くなって、
一時店を閉めていたらしい。
故人のご冥福をお祈り致します。