アウルドゥ・ウッサバヤ

『新年のお祭り』とでも訳せば良いのでしょうか?
この時期、そこいらで行われるスリランカの行事です。


我が地元でも、お寺さんを会場として盛大に開催されていました。
新年の挨拶をしに、昨日お寺さんに伺ったのですが、
その時には準備が始まっており、少しだけお手伝いして退散。
そして今日。
普段はお説教を流すスピーカを利用しての、町内への強制的ミニコミ
オイルを塗りたくった一本柱の登頂や町内マラソンの実況が一日中流れていた。
そんな中、ヒナーウェナ・タランガヤとかアンダナ・タランガヤと呼ばれる一風変わった競技が開催される。指名された人物が訳もなく笑い出し、もしくは泣き出し、それを皆が見物するというちょっとアレな競技。誰が一番上手に笑い真似、泣き真似が出来るかを競うのです。
この競技、実際に現場で見ている限りにおいては、楽しむことも不可能ではない。年始のお祭りを楽しみに来ている人たちで溢れている現場なので、その雰囲気で笑えるのだ。
しかし、町内放送で聞いている身としては、正直困る。ちょっと表現しにくいのですが、完全に精神的に病んでる人たちとしか思えないのです。
司会「さぁ、次の挑戦者はどこのだれかな?」
子供「シャーニカ、8歳。メニックデーウェラ小学校の生徒です」
司会「今日は誰と来たのかな?」
子供「お母さんと、お姉ちゃんと、弟です」
司会「そっかぁ、じゃぁ頑張って笑ってね」
子供「はい!」
司会「よーし、いくよー。よーいスタート」
子供「ウヒウヒーヒッヒフイーホホヘホヒーッフウッフウヒャホフヒ」
司会「はい、ありがとうございまーす。では次の人!」


これが永遠と繰り返され、笑い競争が終わった後は泣き競争。
インタビューは微笑ましくて良いんだけれど、本番がね。
ちょっと怖くなる。


そう言いつつも、去年は私も参加して、しかも優勝して景品を貰ったので、文句も言えないのです。