フォーマットの大切さ

今お手伝いさせてもらっている業務でのこと。


入札の下準備で使用する、積算の根拠を示すデータを扱っています。
これが日本で使用しているフォーマットであるために問題が頻発。
元々が狭い業界世界の中だけで使用していて素人が見るものではないため、非常に不親切というかパッと見ても理解できない構成。それをそのまま英語に直しても、スリランカ人には理解できない。これはスリランカ人をバカにしているわけではなく、こんなもの誰が見ても分からない。


そこでクレームが出てきて、フォーマットの修正を命じられた。私がね。
要望を容れて、指示を仰ぎ再編集していくわけですが、それがいけない。
ゼロから作るのではなく編集するので無理が出てくる。
エクセルの良い所は同じデータの種類であれば横断的にデータを扱えるところ。
なのに無理やり編集するから、モノの名前を入れるところに他のデータが入ったり、
ひとつのシートに不連続なデータが放り込まれたりする。


元々の積算ソフトを作った会社には悪いけど、作った人は専門バカの典型。
積算ソフトで積み上げて、印刷用にエクセルにエクスポートされるのですが、再編集されるのを嫌ってなのか、計算式がなく文字情報として入れ込まれている。本当にただの数字の羅列。これならPDFにすれば良いんじゃない?
エクセルは計算ソフトなんだから、式が入ってないと意味がない。


そこでマクロを駆使して表の枠組みをいじったり、関連する数字全てに関数をぶち込んだり、日本円とスリランカルピーを別々に計算する表を新たに加えたり、エラーチェックの関数を組んだり、日本語で出てくるものを英語に変えるマクロ組んだり・・・。


方針が目まぐるしく変化したため、その要望をマクロに組んだ。
その都度、その都度マクロを組んだ。
お陰でマクロの能力は、それなりに鍛えられたのですが、もうバージョン管理ができていない。
「やっぱり、この前のやり方に戻そう」と言われると、辛い。


今まで作ったマクロも、その場での解決用に組んだものなので、今となっては不要な箇所が多く、無駄が多い。


幸か不幸か、本日の話し合いにおいて大規模な変更が生じたので、もう一度最初から組み直すことにした。
明日はポヤで休みなので、家でのんびり作業しよう。
またも家に仕事を持ち帰る羽目になってしまったが、うちの奥さんも30日に試験が有るらしく一日中勉強すると言っているので、お互い頑張ります。