コロナ出口戦略の変更

スリランカ保健省はコロナによる隔離措置に関する対応を変更すると発表しました。


従来ですとPCR陽性もしくはRAT陽性から14日間の隔離を実施していましたが、今後は解熱剤無しで48時間に亘って発熱が無い場合7日間で退院出来るとした。
また、濃厚接触に関しても無症状であれば隔離する必要が無いとも。
ただしこの場合は、二度のワクチン接種が完了している事が条件となります。


公務員などの場合は従来の二週間隔離中でも給与が出るので生活への負担も少ないですが(政府財政の負担はあるけど)、日給月給で働いているような人には厳しい環境でした。
それが一週間での隔離終了が可能になるのであれば、多少は積極的に検査を受けるようになる可能性はある。
ただし政府が事態を重く見ては居ないとのメッセージにもなってしまうので、それによる検査減も可能性としてはある。


ワタシが感染した時も、時を同じくして別の俳優さんが二人感染したと後になって聞いた。
つまり撮影現場での感染はほぼ確定。
ですが、我々以前に感染していたのが誰だったのかは判明していない。
ちょうど撮影がクランクアップするタイミングだったので、我々三名には支障が無かったけれど、あのタイミングで二週間の撮影中止が起きていたとしたら結構な問題。
そういう意味で感染したとの疑いがあっても検査を受けられる状態では無かったのかもしれない。


そうした立場にある人が巷には溢れているのでしょう。
自分の所属する会社や組織には迷惑を掛けられない。
自分発でのクラスターは嫌だ。
なら、黙ってやり過ごす。
結果としての別の誰かに感染させたとしてもバレなければ。


そんな感じ。
スリランカですらこうゆう状況になっているのですから、日本ではもっと深刻でしょうね。


トヨタで感染者が見つかった事でラインを止め、大きな減産になると報道されてましたが、これに対して「やり過ぎ」という発言も見られた。
そうかも知れない。
ただの風邪じゃないかという意見もあるし。
ただ、これは半導体の確保が難しくどこかで減産する事になるかも知れないという状況もあったんだと思う。
なので「それならこのタイミングで一度ラインを止めよう」となったのかもと思う。


今の段階で全世界の人口のうち5%ほどが感染した。
そのうち亡くなったのは感染者の1.5%。
これだけ見ると、やはり感染しない事は大切だとは思うけれど、亡くなった方の多くが他の疾病を抱えていたり体力が無かった事が原因とされている。
つまり普段からの医療体制や健康づくりが大切なのでは無いか?
我々もコロナ以降2年近くサッカー部の活動が出来ていない。
これってコロナは予防できても、他の疾病に対する予防という意味ではマイナスなのでは?


殺人事件が発生すると最初に疑われるのは人が死んだことで利益を受けることの出来た人です。
コロナで利益を受けたのは?
ネットフリックスとかアマゾンとか製薬会社?
そして最近になって巷言われている「陰謀論にはまった人が身近にいたらネットフリックスを見せろ」というトレンド。
これは暇だと陰謀論とのくだらないコンテンツにハマってしまうので、それならネットフリックスを見せれば解決する、それぐらいネットフリックスは面白いよという話らしいです。


ワタシは陰謀論とか信じてないですが、この現象は面白い。
陰謀論を疑われる当事者が、陰謀論の解消策としてオススメされる。
これがさらに陰謀論の裏付けに利用される。
なんとも興味深い。


話を戻すと、単純に隔離施設のキャパシティが足りなくなるって言う政府側の問題なのかも知れませんし、予算的な話なのかも知れない。
2022年も不自由な生活を強いられると思うと嫌ですね。