いよいよ

今日の支払い猶予期限切れで、スリランカは正式にデフォルトする。
何が変わるってことも無いと思う。
この長きに亘る経済危機は、デフォルトを織り込む経過であり結果と言える訳ですし。


ガスシリンダーもガソリンも販売元が言ってました。
「売るものが無いので、並ばないで下さい」って。
通常のディーゼル車が使うAuto Dieselが入荷しなくなり、多くのトラックやバスがSuper Dieselといういわゆるプレミアム軽油を利用していた。
値段が1.5倍ぐらいするので採算が合わないってことで、ここ最近ではプライベートバスは8割ほどが運行停止。
いよいよ灯油で走ることも考える必要があるのかもね。
プレミアム軽油は通常の軽油に添加剤を加えたもの。
同じ考え方で行けば灯油に添加剤を足せば良いのでは?
今でも灯油は軽油の半額ほどですし、添加剤代を余分に払っても充分に採算は合う。
エンジンに負担が掛かるでしょうからトータルではコスト増かもですが。
あと、添加剤も在庫があるのかどうか。


それと病院の話も。
ICUも閉鎖される流れです。
薬も無いんですけど血液ガス分析に使う消耗品(試薬など)が入荷しないとか。
血液ガス分析は血中の酸素や二酸化炭素の濃度、phなんかを検査する機材。
要は呼吸に異常が無いかを見ると考えれば良いのですが、外部呼吸器を着けている人、つまり自発呼吸が出来ない人には必須の検査項目。
この機材が動かせなければ患者の状態管理は出来ないのでICUでの受け入れを拒否するって事です。
無責任な治療は行えないって言うのも理解できますが、緊急避難措置としてであれば受け入れて然るべきな気もします。
どっちかというと、責任回避を狙った事前リークですかね。


どっちにしろ、アメリカや英国、中国 
シンガポールなどなどは治安と医療に於いて問題があるので「緊急で不可避な場合を除いて渡航は避けるように」と警告を出しています。


前向きな情報も伝えたいんですけどね。
材料が無いんです。