講習二日目

エンビリピティヤでの講習会二日目。
猛烈な暑さと蚊の大群に悩まされて寝不足な朝。


今日から実習に入るとの事で、期待値は自然と上昇。
本日は苦ウリの乾燥チップスみたいのを作るらしく、ドライマンゴーを作ろうと考えている自分には参考になるかもしれない。



まずは苦ウリをスライスして、ピンクの粉を少し・・・。
何だろ、アレ。
ビンを見るとマグネシウムなんとか・・・。
色止めの食品添加物かな?
そんなの田舎の人じゃ使えないよな。
だいたい、どこで買うの?


茹でて網に並べて乾燥装置に入れます。
・・・乾燥機??・・・これも個人ベースじゃ買えないよな。


昨日の道具説明の時間に糖度計の使い方を一生懸命やってた時から何かおかしいと思ったが、自分の接している生産者とは噛み合わないレベルのようだ。


日本円で5万円弱もするという糖度計(日本ならもっと安いね、ちなみに自分も持ってます)。それを買うことのできる資金力がある人に対しての内容にしては貧弱だし、田舎の生産者に対する講習としては生産開始までの初期投資が大きすぎる内容。
どんな人を対象にしている講習なのかよくわからない。


あとで聞くと、いくつかのプログラムの中から好きなコースを選んで講習を受けるようなので、参加者が自ら望んで講習を受けていることは間違いない。
しかし、参加者のバックグラウンドと講習の内容が噛み合って無いような・・・。


参加者が、糖度計や乾燥機などの機材を購入する時にはトレーニングセンターが半額負担してくれるという制度があるようなので、形としては生産者団体のようなものを組織してグループでの生産を行うか、機材を共同所有にして生産者が借りて使うという事だろう。


なかなか難しそうだ。


マネージャーと話し合った結果、今後数回に渡って交換授業をすることになった。
こちらからは日本の加工品や技術を、あちらからは現地の状況に即した加工品の技術を教えあうという形。
食品加工隊員としてスリランカにいるSVさんと共同作業になりそう。
楽しみ。