ひつまぶし

美味しいひつまぶしを食べるために「いば昇 本店」へ。人気ナンバー1は「蓬莱軒」のようだが、ひねくれ者の自分はナンバー1への不必要な反抗心によって「いば昇 本店」を選択。

古き良きというか昭和レトロというか、なんだか癒される空間。アルマイトの急須、薄汚れた(煙のせいか)店内、派手さの無い装飾・・・good!
せっかくなので「櫃まぶし 上」に。うなぎの量だけが多いということなので、ご飯も大盛りにしてもらった。
香ばしく焼かれたうなぎ。
一杯目はそのまま。噛むと「パリッ」とはじける皮。旨い。来てよかった。
二杯目は薬味を乗せて。うん、ねぎとの相性も抜群。旨い。来てよかった。
三杯目は出汁を掛けて。は〜口中にうま味が広がる。旨い。来てよかった。
四杯目はやっぱり出汁。これが一番旨い。来てよかった。また来よう。


うなぎに出汁やお茶を掛けることに対して、下品とか野暮ったいとか言う人もいるが、一度試して欲しい。そもそもご飯に水やお茶などを掛けて食べると、ご飯自体のうま味が水分に溶け出し、ご飯のままでは到達できない舌の味蕾細胞を刺激して、味わいが増すのだ!と、かの美食倶楽部の主宰者、海原雄山も言っていた気がする。雄山が言うんだから間違いない。その上で、うなぎの味わいも溶け出すんだよ。旨いに決まっている。


名古屋に来たら是非、食べて欲しい。