ランカでの傘の必要性

最近は雨が少ない日々が続いていた。
「一年に二回あるという雨季も終わりに近づいているのだろうか」
そんな事を考えながら、折りたたみ傘をカバンに入れて出掛けるという行為も、いつしか忘れがちになった。


なのに、先週のチャレンジショップ出店以来、毎日のように雨が降る。


「雨季って終わったんじゃないの?」
そんな質問を家族にぶつけてみると、
「終わったと思ってたんだけどね・・・」






そうだろうな。
じゃなきゃ家の工事なんか始めないよな。
ましてや屋根を引っ剥がして家中を雨で濡らしたりしない。



壁には雨漏りによる無数の縦じまができ、廊下全体が巨大な水たまりに変貌。
廊下からあふれた雨水は俺の部屋にも流れ込み、床はグチャグチャ。
階段伝いに階下にも水が流れ、台所とダイニングも水浸し。
お父さんは電球がショートしないように持ち上げ、お母さんは家の中で傘をさしてウロウロ。
木造じゃないから、水さえ流れて乾いてしまえば大した問題ではない。
それにしても、大工さん。
このところ毎日降ってたんだから、雨対策してから帰れよ。


スリランカでは家の中でも傘が必要。
これ、ランカの常識ね(ウソ)。