治具

キャンドル作成を開始した月曜日。
その前に準備することがある。
治具です。


キャンドルの芯を中央に通し、同じ大きさ、同じ形状のものを大量に作らなければならない。
感覚で作ると、それは難しい。
手順を守って作業を行えば、同じ規格の物が作成できるような道具が必要。


今回作成するのは5種類の色を順番に重ねていくタイプのキャンドル。
満たさなければならない条件を考え、それをクリアする状況を作り出す。
芯がキャンドルの中心を通ること。
色の違うパラフィンを5層作ること。
無理、無駄、ムラを省いて単純化すること。


これだけの事だけど結構頭を使う。


中央に芯を固定するためには固さのある底が必要。
その底部中央に穴をあけて芯を通し、まっすぐ上に引っ張って固定すればパイプ中央を芯が通る。
目に止まったのはペットボトルのふた。
試しにパイプを差してみると、ほぼ同径。
隙間を埋める為にビニールを挟んでみると、ぴったり。
パイプを振ってもフタが落ちないほど。


そこから一日がかりで試行錯誤を繰り返し、出来上がったのがコチラ。

作業中の写真。


内壁に余計なパラフィンも付着せず、芯も中央。
作業終了後には黒いビニールから上部を外し、芯を切る。
フタの穴部分からはみ出ている芯を引っ張り出して、パイプをはめて上部をピンで固定する。
これで、作業ごとに一定の長さの芯を切り出す手間も無くなる。



バリをとれば完成。