米粉商品の試作

生産者のところで購入した米粉
これで何かを作って商品化しなければならない。
日本でも一時期の米粉ブームで、色々と新商品が生まれた。
米粉のパン、マフィンなど小麦粉の代わりに使うというのが大きな流れだった。
というのも元々が小麦粉の大凶作から端を発したムーブメントだったから、それは当然の流れ。


また、スリランカでは過去に食品加工の隊員が、NGO米粉を使ったパンやドーナツのレシピを開発したという実績がある。
それをそのまま再利用出来れば一番楽なのだが、そうは行かない。


というのも、我が活動の対象者の住んでいるのは街から離れた片田舎。
そして、彼らは押しなべて裕福ではない。
当然、オーブンは無い。
というか、ガスコンロも冷蔵庫も無い。
さて、どうしましょ・・・。




米からできていて、オーブンを使わないお菓子ってことで、まず思いついたのは「おせんべい」。
さっそく作ってみた。


米粉に熱湯を入れて、混ぜて練って、(蒸し器が無かったので)茹でて、もう一度練って、形を作って、乾燥させる。
天日で乾燥させる。


天日で・・・乾燥。





外、大雨ですね(土曜日)。
あれ、またですか(日曜日)。
だよね。そりゃ、そうだよね(月曜日)


ということで、室内で乾燥終了。
あとは焼けばいいんだけど、もう一つ作業がある。
焼く前に水分を完全に飛ばす為に60〜70度くらいの場所に一時間ほど放置しなければ行けない。
これをやらないで焼くと、鋼鉄のようなせんべいになって歯が折れる。


では、焼きましょう。



直火で焼きたいところですが、今回はお手軽に。
ぷっくり膨らんでるのが分かるでしょうか?
何度も何度もひっくり返して、丁寧に焼いていきます。
焼けたところで砂糖醤油にくぐらせて完成。



(この後、スタッフが美味しく頂きました)