ダーネ

葬儀も今日で終わり。
朝からお寺に行って、ダーネ。


ダーネとは「さしあげる」という意味の言葉。
元々は困っている人たちに食事や身の回りの品をさしあげて、功徳を積むという事なのだけれど、
生産的活動を一切しないお坊さんたちへの食事の世話を指すことが多い。
お坊さんたちは近所の持ち回りで、毎日の食事をとっている。


今日のダーネは、お葬式にちなんだダーネ。
お坊さんに説法をしてもらい、食事を差し上げることで故人の功徳を積み、より良き生まれ変わりを祈るという事のようだ。


無事に終わると、家に戻って参加者へのダーネ。
日常の食事よりも、かなり豪華な食事。
今日一日掛けてワイワイと過ごして、葬儀は終了。


「初七日」は日本と同じく執り行なうそう。
ま、今は日本じゃ葬儀当日に行うことの方が多いけれど・・・。
あと90日目にも法要を行うと聞いた。


日本とスリランカでは、同じ仏教でも随分と異なっていることに改めて気付かされた葬儀だった。


故人のご冥福を心よりお祈りいたします。