国際結婚4

ということで、日本に帰国。


色々と細かくやることがあって、彼女との連絡は減少気味。
そうなると不安になるのは残された方。
自分は環境が変わり、やることもあり、新鮮な気持ちで日本に滞在している。
向こうは日常から俺が居なくなっただけで、その他の日常は変化しない。
となると、ダメージが大きいのは向こうなのだろう。
そのことにも気付いては居たのだが、Skypeで連絡するのも週に一度くらい。


その間に、むこうのお母さんは捜査開始。
まだ残っていた共通の知り合い(日本人)に俺の話を聞きに行く。
彼女のお母さんが会いに家へ来た、と連絡を貰ってびっくりしたが、
実際にはあんまり話もせずに帰っていったようだ。
「不安で色々探りをいれてるのかな?」
当時はそんな事を考えていたが、後に確認すると違うらしい。
スリランカでは結婚を申し込まれた花嫁の親族が、
花婿の実態を調べるために聴きこみ調査をするというのだ。
こちらとしては、あんまり気分の良いものでは無いけれど、
それが文化、習慣というのならば、まあ仕方ない。
娘可愛さでやっていることなのだろうし。


そして12月に戻る予定がズルズルと延期され、2月。
そしてそして、その予定もさらに延期されて3月。


連絡のたびに、ちょっとずつ感情的になる彼女。
不安がどんどん膨らんでいるのだろう。


「チケット取れたよ。3月の11日にはスリランカに着くよ」


この連絡を入れて、やっと収まった感じ。




ここまで長々と書いてきたが、これでやっと実務的な話に入れる。
明日からはランカに再入国してからのお話。