公職選挙法違反

スリランカでは選挙は一種のお祭り。


普段は何の役にも立たないような奴のところにも、
立候補者が挨拶に来るし、
今の大統領のアレが駄目だ、なんて話してればインテリに見えるし、
頼まれごとも増えるので暇も潰せる。
そして何よりも食い物が手に入る。


そう。
スリランカでは選挙に関する集会で飲食物を配布するのが当たり前。
というか、配布しなけりゃ落選決定です。


今日も家に帰る途中、ケゴールで大規模な選挙集会があった。
そのせいで、一時間ほどの渋滞発生。
集会場近辺は両手にランチボックスを抱えて満面の笑みを湛えた人々で一杯。


その昔、マヒンダ・ラージャパクサ現大統領が選挙を戦った時には、
数万人の客に対して、
「好きなだけ持って帰っていいですよ」
と言ったとか。
まあ、二万人で一人二個ずつ持って帰ったとしても、
二万×二個×100ルピー=400万ルピー≒240万円也。
一つの逸話を作るにしては安上がりかもしれない。
例え10万人でも、そんな投資は簡単に回収できるだろうしね。
色々と黒い噂の絶えない大統領ですから・・・。