亡き義父の絵

奥さんのお父さん、つまり義父は既に他界されている。
義父は美術を学び、フォトグラファーを生業としていた。


その義父が学生時代に描いたというブッダの絵がある。
なんだか、味のある絵だ。
そして、義父が仕事で作成した写真。
依頼者がお金も払わず、取りにも来なかったという写真。
家の整理をしていて見つけたのだが、邪魔だし捨てるというので、
俺が貰った。



さて、リメイクしますか。
フレームを解体し、短く切断する。
それを再度組み立てる。
ダンボールに朱色の絵の具を指で塗りたくる。
まともな道具が手元にないので、とりあえずの作業。
ガラスもカット出来ないので、絵はむき出し。
釘も小さいのが無いので、しっかりと接合できていないが、
まぁ、近くでじっくり見るわけでもないし、
とりあえずの作業ということで勘弁してもらおう。



我々夫婦の部屋に飾っておきます。