休日にしたのに

今日は休みを取りました。
本当はコロンボで飲み明かすつもりだったので、翌日は出勤したくないなぁ。
というのがスタート。
ですが、コロンボ行きを断念したので、会社の決算をしなければと考えなおし、
その手続を進める予定で居た。
ですが、予定は未定で、大抵の場合は思っても居ないことをするハメになる。


結果、本日は法事。


我々の地元のバス停。
そこに生活する齢70過ぎ(推定)のお爺さんが居たのですが、
今週の月曜日に亡くなりました。
身寄りの無い老人。
最後にはバス停近くに屯するスリーウィールのドライバーたちが面倒を見ていた。
立派な若者たちだ。
そして、その甲斐なく亡くなったわけです。
葬儀は我々のお寺で執り行われました。
彼の居住していたバス停の裏手ですから、当然といえば当然。


そして初七日の法事を、今日やることになり、そのお手伝いを私もすることにしたわけです。
実際彼がバス停に居たことで我々住民は助かる面があったのです。
朝の四時のバス。
そこで女性だけでポツンとバス待ちするのは、正直心配。
ですが、彼が居るということだけで安心感があったのです。
誰も居ないと、何かあった時に人の目がなく、物事がエスカレートしがち。
誰でも良い、誰かがいるということが、我々にはメリットだったわけです。
もちろん、その彼がおとなしい性格であったことはプラスの要素です。


そして自分にとっては、こうして地元の若者が素晴らしい心根を持っているということが判って嬉しいし、
その彼らが企画した法事に誘ってもらったので、お手伝いでもして距離を縮めたいとの思いもある。
私以外の住民にしても、若者の温かい心が嬉しくて、気分もいい。
この事こそが、亡くなった彼からの最後の贈り物だったのではないかと、
柄にもなく思ったりしました。