的中

予想通りに退屈な結婚式でした。


いつものことながら、男は男で別の部屋で呑んだくれ、女性や子供は本会場でおしゃべり。
ウェルカムドリンクも、開場30分は出てこないし、ご飯もビュフェ形式で行列に並ばないとならない。
目の保養になるような美しい女性も、今回は残念ながら見当たらず。


朝の9時から着飾って、帰ってきたのが15時過ぎ。
キャンディの地元で結婚式に参加するというのは、私にとっては苦行にほかならない。


それでも「美味しいご飯が食べられるし、我慢するか」となれば、まだましなのですが、ご飯も美味しくない。
ベチャベチャのフライドライス、骨ばかりのチキンカレー、揚げ過ぎた魚のフライ、豆、パリップ、パパダン、チャツネ、、、以上。
え?


結婚式ですよね?


これで、このホテルは一皿1300ルピーで請け負うというのだから、暴利極まりない。
他に競合するホテルがないから、まさに殿様商売。


うー、私に資金が有れば結婚式場作って、大儲けするのにな。




家に帰ってきた我々は、コーヒーを淹れてやっと一息ついた。
それで奥さんと話題になったのが、我々の結婚式がどれだけ安上がりだったかということ。
人数を呼んでいないということもあって、家でやった。
なので、会場費無料。


料理は我々当事者含め、近所総出で作ったので材料費のみ。


お酒はアラックを買ってきて置いておくだけなので、原価。


奥さんのドレスは知り合いに縫ってもらったものなので千ルピーもしていない。


以上。



20人ぐらいの小さな結婚式でしたが、費用は総額で数万円というレベル。
究極に地味婚です。





今回参加した結婚式は、どうでしょう。
一人1300ルピーの皿を400人分とか言ってたな。
それだけで、52万ルピーです。
そりゃあ、お祝いという名目で参加費は集まるので、元は取れないまでもそれなりになんとかなるんでしょうけど、それでもランカにしては大金です。


私の知り合いも、貴金属を質屋に入れて娘の結婚資金を工面したと言ってました。
スリランカはまだまだ結婚式を人生の一大イベントとして、金に糸目を付けないという傾向があるので、借金してまでも盛大にやる。
ということは。やはりここにはビジネスチャンスが有るわけで、結婚式関係の仕事というのは、小さな街でも必ず存在する。


私の奥さんも結婚式の写真撮影で小遣い稼ぎしてますから。
で、人の結婚式の写真ばかり編集して、まだ我々自身の結婚式のアルバムも作ってくれてませんけどね。