歯車が合わない日

フィッシュマーケットでお魚を購入して、キャンディにやって来ました。


朝の9時に家を出て、まずはネゴンボのフィッシュマーケット。
・魚卵の乾物(カラスミ)1kg
・カツオの干物2枚
・エビ2kg
イカ2杯
イワシ2kg
・マグロ一本3kg


まるで業者さん。


我が家と親戚の家への二軒分です。


フィッシュマーケットを出たのが10時頃。
時間に余裕が有るので、クルネーガラ廻りでキャンディに行ってみようと思い立つ。
というのも、今日は嫁がポルゴッラのキャンパスに行っているので、クルネーガラ廻りでキャンパスによって彼女を拾って家に帰ろうと思ったから。
その気まぐれが大間違い。


そりゃぁちょっと遠回りになるし、いつもより時間は掛かると思ったのですが、ポルゴッラのキャンパスに着いたのが15時。
普段なら二時間ちょいで家に行けるのに、四時間ぐらい掛かりました。
正月前の買い出しで、クルネーガラは大渋滞。
街を抜けるのに、一時間半も掛かった。


嫁を拾ってキャンパスを出たのが16時半。
彼女の学友も三人乗っけて、キャンディに向かう。
キャンディでも大渋滞で、結局家に着いたのが三時間後の19時半。
走行距離は150キロぐらいなのに、7時間半も掛かった。
平均時速20km/h。
ラソンのスピードです。


キャンパスで彼女が出てくるのを待っている間に、電話が掛かってきた。
どこぞのクーリエサービスから。
「Mr.バンダーラですか?〇〇宅配サービスですが」
     『(よく聞こえないなぁ)えっ!?何?』
「宛先に不明な点が有るのでお電話差し上げました」
     『(ボソボソ言っててよくわからん)何?』
「紅茶のパッケージを10個送ってますよね?」
     『No』
「それに付いて、お聞きしたいんです」
     『(いや、送ってないって)No sent』
「パンニイティヤの住所が・・・」
     『あの、ちゃんと聞いて。送ってないから。間違い電話ですよ』
「・・・・・・・・・プツ。プー、プー、プー、」


間違い電話で「ごめんなさい」言わないのはスリランカではふつうのコト。
そしてもう一回掛かって来るのもあるあるです。


それにしても話がすれ違うなぁ。
もしかしたら私が『No』と言ったのが『オウ』と聞こえたのかもしれない。
このブログを読んでいるスリランカ通の皆様には常識かもしれませんが、シンハラ語では「Yes」という時「オウ」と言う。
なので「Mr.バンダーらですか」に対して『No』と言ったのに『オウ(Yes)』になってしまったのかもしれない。


やっぱりもう一度電話が来て、私が日本人であり事、バンダーらでは無いこと、荷物も送っていないことを5分ほど掛かって説明した。
何故こんなにも時間が掛かるのか。
彼女が電話番号の間違いだと、これっぽっちも考えていないから。
最終的に「じゃぁ貴方は誰ですか?なんでバンダーラさんに繋がらないの」って聞かれました。
『貴方が聞き取ってメモした番号が間違ってるんでしょ』と子供でも推察できることを教えてあげると、少しの沈黙の後で電話が切れました。


察しが悪すぎませんか?