歌の才

カラオケで上手に歌うとか、それも一つの才能では有るし、私は大して歌が上手くないので単純に羨ましいと思うことが有る。


ただ、今から書くのは別のこと。


埼玉に住む友人二名。
両者ともに家持ち、既婚、子持ち、デブ、メガネ、スリランカ協力隊OBという似た者同士。
さらに共通の才能が、作詞作曲だ。


歌も唄うので、シンガーソングライターとも言える。


この2人の持つ能力は、ある意味一つの才能。
天が与えたギフト。


こいつらこの2人は、思いついたことが歌となって口から出るタイプ。
オペラ歌手とかが実生活に現れた感じ。
隊員の時にも「デン ハダプ エカ(今作ったやつ)」というジャンルを作り出し、時にはスリランカ人に即興で歌を作ることを要求されたりしていた。
素晴らしい才能です。






ただね、あれなのよ。




出来上がった歌が、良いかどうかは別よ。
少なくとも万人に受け入れられるものではないし、「楽しいのは本人だけ」ということも有るわけです。
彼らの持つ才能は「即興で歌を作る」というものであって、その「歌」が「名曲」とは限らないのです。


マーク・トウェインが良いこと言ってます。
「毎年毎年、数千人の天才が、他人にも自分にも発見されることなく死んでゆく」


そう言う意味では彼らの才能は世に知られたわけですし、安らかに眠ってほしいもんです。