長期不在者への仕打ち

まだ妻のビザは確定していないが、来月には実に四年八ヶ月振りの日本一時帰国が実現する予定。


日本では京都、大阪に寄ってから実家に帰るつもりなのですが、私の部屋がどうなっているのか、宿泊できる状態なのか、それとも倉庫として使われているのか、その辺りを確認すべく母親に電話した。


「来月帰って、部屋に泊まれる?」
   「あんたが出ていったままの状態だから、泊まれるんじゃない?」
「え、掃除とかしてくれてない?」
   「掃除したよ」
「あ、ありがとう!!」
   「うーん、掃除っていうか、後片付け?」
「ん?」
   「この前ね、新しく飼い始めた猫が、部屋に入っちゃって・・・」
「うん」
   「あんたの布団の上でウ◯チしちゃったの・・・」
「え?」
   「一応、綺麗にしたよ」
「あ、うん。で、クリーニングとかは?」
   「え、してないよ」
「・・・。」
   「匂いもしないし」
「まぁ、いいや」


猫の匂いが染み付いた家で、匂いがしないとか言われても説得力が無いので、「ファブリーズしといて」って頼んどきました。