大統領選挙の結果

スリランカでは16日に大統領選挙がありました。


開票速報ではゴタバヤ・ラージャパクサ候補が勝利したという話。


勝利会見では「汚職を一掃する」と言ったとか。
どの口が、、、、とは思いますが。
汚職を無くすというマニフェストを掲げて当選を果たした前政権も、結果として汚職まみれでしたし、期待するだけ無駄です。


過半数を獲得したゴタバヤ候補と40数パーセントを獲得したサジット候補。
事実上の一騎打ちだった訳ですが、新聞の分析ではテロへの対策を、元国防省大臣のゴタバヤに期待した結果ではとなっていた。
それはそうなんですけど、その根底にあるのは経済状況の回復だと思います。
テロ以前も前政権では経済が停滞した。
汚職や贈収賄で、能力の無い人材を公共部門に登用する事も多かった。
大学を出ても仕事が無いという人も。
ゴタバヤ候補の兄が大統領だった時代は、彼自身の私服を肥やす行動も多かったけれど、国民の経済状況も改善した。
シリセナ時代の初期は、クリーンな政治を実践していたけど、国民の生活レベルも低下した。


つまり国民は選択した訳だ。
多少の利己的行動は許容するので、国民経済を促進しろと。
その為の治安回復。
権限を大統領に集中し、経済レベルを底上げするために知識層の適所配置を行なえ。


そうゆう事ですね。


兄の時代。
(私服を肥やすために)中国との接近がなされた。
再度このような事態を招くのではと諸外国は心配しているが、さてどうなりますか。